見たことのない切り口で“友情の危うさ”描く青春映画 空音央監督「HAPPYEND」ビジュアル&30秒予告公開
2024年8月7日 15:00

コンサートドキュメンタリー映画「Ryuichi Sakamoto | Opus」で注目を集めた空音央監督の長編劇映画デビュー作「HAPPYEND」のビジュアル、30秒予告が公開された。
第81回ベネチア国際映画祭のオリゾンティ・コンペティション部門に選出された本作は、幼馴染で大親友のユウタとコウが主人公。仲間たちと音楽を聴いたり悪ふざけをしながら毎日を過ごしていたふたりだが、高校3年のある晩、こっそり忍び込んだ学校でユウタはとんでもないいたずらを思いつく。翌日いたずらを発見した校長は激昂し、学校に四六時中生徒を監視するAIシステムを導入する騒ぎにまで発展。この出来事をきっかけに、大学進学を控えるコウは自らの将来やアイデンティティについて深く考えるようになる。その一方で、変わらず楽しいことだけをしていたいユウタ。2人の関係は次第にぎくしゃくしはじめる…という物語。
物語の舞台は決して遠くないXX年後の日本。今の世の中と地続きで、リアリティのある未来を独特なサウンドと、圧倒的にエモーショナルな映像美で見事に表現。これまでに見たことのない切り口で“友情の危うさ”を描いた青春映画の新たなる金字塔と言える作品だ。
このほど公開された30秒予告は、学校の中庭で黄色い車がまっすぐにそびえ立ち、それを生徒たちが囲んでいる衝撃のビジュアルから始まる。その異様な光景を見て、ニヤニヤ笑うユウタとどこか戸惑った表情のコウ。この出来事がきっかけで2人の物語が大きく動き出す。仲間たちと共に、夜にこっそり忍び込んだ音楽室で遊んでいたり、「現実をみろよ!」「うるせえよ!」と叫ぶ声など2人の関係性の変化を匂わせるような場面が散りばめられ、「世界は変わる、僕らも変わる」というナレーションと共にすれ違いを予感させるようなユウタとコウが映し出される。小さい頃からずっと一緒だった2人に一体何があったのか? 本編への期待が高まる映像となっている。
10月4日から、新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開。
(C)Music Research Club LLC
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