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ひろしまアニメーションシーズン2024、「オオカミの家」監督新作日本プレミア、「ルックバック」押山清高監督ら来場決定

2024年7月25日 18:00

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「ハイパーボリア人」
「ハイパーボリア人」

8月14日~18日に広島市で開催される2年1度のアニメーション芸術の祭典「ひろしまアニメーションシーズン2024(HAS)」オープニング作品として「オオカミの家」のクリストバル・レオンホアキン・コシーニャによる新作長編「ハイパーボリア人」の日本プレミア上映決定など、新情報が発表となった。

HASは、世界4大アニメーション映画祭のひとつとして知られた広島国際アニメーションフェスティバルが2020年に終了したのち、2022年より新たな装いで生まれ変わった2年に1度のアニメーション映画祭で、アニメーション映画祭としては日本唯一のアカデミー賞公認となっている。

ユニークなアニメーション作家たちが集い、長編、テレビ、ウェブメディアなど短編にかぎらずアニメーションの可能性と未来をパーソナルかつユニークに掘り起こすクリエイターたちを、古今東西・商業非商業の枠を超えて紹介する。今回は世界中から関係者が集う場としてのHAS会場に併設するかたちで、国境を超えたクリエイターの連携を目的とした「ひろしまアニメーションアカデミー&ミーティング(HAM)」(2024年8月15日~17日)を新設。映画祭参加者間のコミュニケーションをブーストすることで、業界内の知見を深め、国際的な友情を新たに構築することを目指すイベントだ。

今回、日本プレミア上映される「オオカミの家」のチリのデュオ、レオン&コシーニャの新作長編「ハイパーボリア人」は、今年のカンヌ映画祭監督週間で初披露され、実写やコマ撮りなど様々な手法を縦横無尽に活用しながら、ひとりの女優の「演技」を通じて、チリの暗部に潜むナチス・ドイツの影を探っていく問題作。今回、審査員として来日するホアキン・コシーニャのポスト・トーク付きで上映される。なお、本作は来年、日本公開が決定している(配給:ザジフィルムズ)。

「ルックバック」
「ルックバック」
(C)藤本タツキ/集英社 (C) 2024「ルックバック」製作委員会

また、短編を集めたオムニバス系プログラムについて、全上映作品が発表され、「土(2)大地を想う」内で上映される「木を植えた男」が、4Kリマスター版にて日本初上映される。故・高畑勲監督をはじめ世界中のアニメーション関係者に大きな影響を与えた故フレデリック・バック監督の名作で、パステルの超絶テクニックで作画された本作の手描きのタッチが高画質で蘇る。「NHK みんなのうた」で手掛けた代表作9本の上映作品が公開される。「南家こうじ」特集では、南家氏から特集開催にあたってのコメントが届いた。

映画祭に併設されるアカデミープログラム「ひろしまアニメーションアカデミー&ミーティング(HAM)」では、初監督長編「ルックバック」が大ヒットとなっている押山清高監督の来場とトークイベントが決定。さらに、「君の名は。」回想シーン演出で話題を呼んだ四宮義俊監督も来場。来年完成予定の初長編「A NEW DAWN(邦題未定)」についてのメイキングトークに加え、同作の特殊シーンの「作画」に参加できるワークショップも開催される。

「A NEW DAWN(邦題未定)」
「A NEW DAWN(邦題未定)」
(C) A NEW DAWN Film Partners

HAMではほかにも、学生やフリーランスのクリエイターのキャリア育成支援を目的に、税、著作権、テック、アンチ・ハラスメント、メンタルヘルスをテーマにした連日のショートレクチャーも行う(聴講者のみならず、HAM参加者全員にレジュメの配布あり)。

また、HAS・HAMの開催を記念してのオンライントークイベント7月29日午後9時から開催される。“世界唯一の空港内映画祭”新千歳空港国際アニメーション映画祭、“アジア最大の長編アニメーション映画祭”新潟国際アニメーション映画祭、そしてHASのプロデューサーが集い、それぞれユニークな映画祭の試みについて発表し、“映画祭”がもたらしうる業界の未来について語られる。申込不要・参加無料。※YouTube Liveでの生配信(https://www.youtube.com/live/UBp06H6VT6k)。

そのほか上映作品やイベントスケジュール・全プログラムは公式HP(https://animation.hiroshimafest.org/schedule/)で告知している。

▼南家こうじ氏のコメント
私のアニメーションに想う
自分には、何もないところに何かを創作し完成させる才能はない。
そう感じて以来、大きなもの 完成度の高いものを望まず、小さくて
「ささいなもの」 たしかに描けなくとも、「・・・な かんじのもの」そして
それらが、小気味よく動いてほしい。
そう想ってアニメーションに関わってきました。
それは、中学生のころ 雑貨屋でメモ帳を買って、今で言う「パラパラまんが」を描いていた気持ちに似ています。
それが、いつの日からか仕事になり、いつのまにか今までつづいてしまいました。
「ささいなアニメーター」に長い間、仕事をさせて下さったことに、感謝しています。
南家こうじ

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