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不気味なホラー映画に失踪したはずの妹? 80年代ホラーへのリスペクト満載「映画検閲」9月6日から拡大公開

2024年7月19日 19:00

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過激な映画“ビデオ・ナスティ”の事前検閲を行う女性が主人公
過激な映画“ビデオ・ナスティ”の事前検閲を行う女性が主人公
(C)Censor Productions Ltd/ The British Film Institute/ Channel Four Television Corporation/ Ffilm Cymru Wales 2020, All Rights Reserved.

「カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション 2024 THE FINAL」で「映画検閲官(仮題)」としてプレミア上映された注目作が、「映画検閲」のタイトルで、9月6日から緊急拡大公開されることが決定。あわせて、ポスター、予告編も公開された。

1980年代、サッチャー政権下のイギリス。暴力シーンや性描写を売りにした過激な映画“ビデオ・ナスティ”の事前検閲を行うイーニッドは、その容赦ない冷徹な審査ゆえに“リトル・ミス・パーフェクト”と呼ばれていた。イーニッドがいつも通り作品をチェックしていると、とあるホラー映画の出演者が、幼い頃に行方不明になった妹のニーナに似ていることに気付き、次第に虚構と現実の狭間へと引きずり込まれていく――。

妹の不可解な失踪と未だ向き合えていないイーニッドは、真相につながるかもしれない不気味なホラー映画と、謎めいた映画監督の背後にある真実を解き明かすことを決意。その記憶は創られたものなのか…? 狂気に苛まれ自制を失うイーニッドに待ち受ける現実とは……。

画像2(C)Censor Productions Ltd/ The British Film Institute/ Channel Four Television Corporation/ Ffilm Cymru Wales 2020, All Rights Reserved.

メガホンをとったのは本作で長編デビューを果たし、「いま見るべき10人の監督」(Variety)にも選ばれたプラノ・ベイリー=ボンド。卓越した演出手腕と独創的なストーリーテリングで、ダリオ・アルジェントサム・ライミルチオ・フルチらVHS全盛の時代に隆盛を極めた80年代ホラー映画へのリスペクトに溢れた、めくるめく恐怖の幻想を紡ぎ出した。

第37回サンダンス映画祭でワールドプレミア上映されるやいなや、Varietyが「サンダンスのベスト作品」に挙げるなど批評家たちから大絶賛で迎えられ、第71回ベルリン国際映画祭パノラマ部門正式出品、第54回シッチェス・カタロニア国際映画祭コンペティション部門出品など、世界中の名だたる映画祭で喝采を浴びた。

予告編では、優秀な映画検閲官であるイーニッド(ニアフ・アルガー)がとあるホラー映画を検閲するところから始まる。いつものように不適切な箇所を削除しようとチェックするイーニッドの目前には、幼いころに失踪したはずの妹らしき女性の姿があった。真偽を確かめようと作品を追う彼女は次第に現実と虚構の狭間に引きずり込まれ、常軌を逸していく。彼女が目にしたのは、単なるフィクションだったのか、それとも……。

なお、事前にレイティング審査を行った一般財団法人映画倫理機構(映倫)は「刺激の強い殺傷流血の描写がみられ【R15+】区分に指定します」とコメントしている。

映画検閲」は、9月6日から新宿シネマカリテほか全国公開。

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