【本日最終話!】意識したのは「アナキン&オビ・ワンの師弟関係」 「スター・ウォーズ アコライト」監督が踏襲した、ルーカス流の“感情の描き方”
2024年7月17日 13:00
人気SF映画シリーズの新たなオリジナルドラマシリーズ「スター・ウォーズ アコライト」の最終話が、本日7月17日にディズニープラスで配信された。「スター・ウォーズ エピソード1 ファントム・メナス」の約100年前を舞台に、ジェダイ黄金期に忍び寄る“闇”の脅威を描く本作は、世界同時配信されるや、視聴回数の記録を次々と樹立。高いクオリティを保ちながら、エピソードを重ねていき、新旧ファンを魅了している。
これまでの「スター・ウォーズ」になかった斬新なサスペンス要素も、視聴者の心をつかんだ理由だが、脚本も手がけるレスリー・ヘッドランド監督は、原点である「スター・ウォーズ」シリーズへの敬意を忘れておらず、生みの親であるジョージ・ルーカスに対しては「この作品を制作する上での“北極星”」だと語っている。つまり、クリエイティブ面における絶対的な指針なのだ。
「私は、彼の生み出す世界観を扱うことに、とても大きな責任を感じていました。この作品は、彼が創造した傑作への敬意から生まれているんです。私が『スター・ウォーズ』に抱いている愛を、彼が理解してくれることを願っています」(ヘッドランド監督)
その上で、特に強く踏襲しているのが、アナキン・スカイウォーカーとオビ・ワン=ケノービの師弟関係に代表される、ルーカス流の“感情の描き方”だという。ヘッドランド監督は「アナキンとオビ・ワンはともに、自分が正しいことをしていると考えている」と指摘。「スター・ウォーズ アコライト」でも、個性豊かな登場人物を描く際には「自分にとって正しい行いを貫くキャラクター」として、人物像を深めることにこだわった。
事実、過去の因縁を晴らすために、ジェダイへの復讐を企てる主人公メイ(アマンドラ・ステンバーグ)や、模範的なジェダイであろうとするジェダイ・マスターのソル(イ・ジョンジェ)が、誰にも言えない過ちを理由に激しく葛藤する姿、元ジェダイであるザ・ストレンジャー(マニー・ハシント)が自由という大義名分で猛威を振るうなど、誰もが自身の正義を貫こうとしている姿が、丁寧に描かれている。
その構図が、最愛の妻や子どもたちを思うがあまり、ダークサイドに堕ちてしまったアナキン、そんな彼を“選ばれし者”と信じて疑わなかったオビ=ワンの関係性に通じるのは、言うまでもない。ジェダイは本当に光の守護者なのか、それとも――。それぞれの“正義”がぶつかり合う果てには、一体どんな結末が待ち構えているのだろうか――最終話に注目だ。
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SNSを中心に話題を集めた汐見夏衛の同名ベストセラー小説を映画化し、戦時中の日本にタイムスリップした現代の女子高生と特攻隊員の青年の切ない恋の行方を描いたラブストーリー。 親にも学校にも不満を抱える高校生の百合は、進路をめぐって母親とケンカになり、家を飛び出して近所の防空壕跡で一夜を過ごす。翌朝、百合が目を覚ますと、そこは1945年6月の日本だった。通りがかりの青年・彰に助けられ、軍の指定食堂に連れて行かれた百合は、そこで女将のツルや勤労学生の千代、彰と同じ隊の石丸、板倉、寺岡、加藤らと出会う。彰の誠実さや優しさにひかれていく百合だったが、彼は特攻隊員で、間もなく命懸けで出撃する運命にあった。 NHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」の福原遥が百合役、「死刑にいたる病」の水上恒司が彰役で主演を務める。「光を追いかけて」の成田洋一が監督を務め、福山雅治が主題歌を担当。
1980年代のイギリスを舞台に、当時「ビデオ・ナスティ」と呼ばれた、低俗・暴力的との烙印を押された作品に対する検閲を題材に描いた心理ホラー。検閲のために過激な映像を見続けていた主人公が、次第に現実と妄想の境を見失っていくさまを描き、サンダンス映画祭やシッチェス・カタロニア国際映画祭など各国の映画祭で上映されて注目を集めた。 ビデオ・ナスティに対する論争が巻き起こっていた1980年代のイギリス。映画検閲官のイーニッドは、それが正しいことだと信じ、暴力的な映画の過激なシーンを容赦なくカットする毎日を送っている。その揺るぎない姿勢で周囲から「リトル・ミス・パーフェクト」と呼ばれている彼女だったが、ある時、とあるベテラン監督の旧作ホラー映画に登場するヒロインが、幼いころに行方不明になり、法的には死亡が認められた妹ニーナに似ていることに気が付き……。 主人公イーニッド役は「聖なる証」「キャッシュトラック」などにも出演しているニアフ・アルガー。これまでに短編映画を多く手がけ、長編映画はこれが初監督となるプラノ・ベイリー=ボンドが監督・脚本を務めた。「カリコレ2024/カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2024」では「映画検閲官(仮題)」のタイトルで上映された。
内容のあまりの過激さに世界各国で上映の際に多くのシーンがカット、ないしは上映そのものが禁止されるなど物議をかもしたセルビア製ゴアスリラー。元ポルノ男優のミロシュは、怪しげな大作ポルノ映画への出演を依頼され、高額なギャラにひかれて話を引き受ける。ある豪邸につれていかれ、そこに現れたビクミルと名乗る謎の男から「大金持ちのクライアントの嗜好を満たす芸術的なポルノ映画が撮りたい」と諭されたミロシュは、具体的な内容の説明も聞かぬうちに契約書にサインしてしまうが……。日本では2012年にノーカット版で劇場公開。2022年には4Kデジタルリマスター化&無修正の「4Kリマスター完全版」で公開。※本作品はHD画質での配信となります。予め、ご了承くださいませ。
内戦下のイエメンを舞台に、敵軍に囲まれた装甲車の救出に向かったUAE軍兵士たちの死闘を、実話を基に臨場感たっぷりに活写したミリタリーアクション。 2018年、イエメン南部に駐在するUAE軍の兵士アリ、ビラル、ヒンダシは、帰国が迫るなか通常任務にあたっていた。彼らは装甲車に乗って戦闘地帯の住民に支援物資を運びながら渓谷部をパトロールしていたが、待ち伏せしていた敵に奇襲される。ゲリラ戦を得意とする敵は、渓谷に身を隠しながらロケット弾や地雷で総攻撃を仕掛け、最新の武装を施したUAE軍の装甲車でさえも徐々に追い詰められていく。負傷して武器も残りわずかとなり、完全に孤立してしまった3人を救い出すため、装甲車、ドローン、ヘリコプター、戦闘機と総力を結集して敵陣へ突入するUAE軍だったが……。 監督は「96時間」「ライリー・ノース 復讐の女神」などアクション作品を得意とするフランス出身のピエール・モレル。
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