女性解放運動の先駆者メアリ・ウルストンクラフトの伝記映画をミア・ハンセン=ラブが監督
2024年7月8日 20:00
女性解放運動の先駆者として知られる18世紀の英思想家メアリ・ウルストンクラフトの伝記映画「If Love Should Die(原題)」が製作されることがわかった。「それでも私は生きていく」「あの夏の子供たち」の仏監督ミア・ハンセン=ラブがメガホンをとる。
ウルストンクラフトは、1792年に出版した著書「女性の権利の擁護 政治および道徳問題の批判をこめて」で、女性は教育の機会が与えられていなくても本質的に男性に劣る存在ではなく、女性も男性も同等に扱われるべきだと主張し、フェミニズム運動の先駆者と呼ばれるようになった。ウルストンクラフトは、小説「フランケンシュタイン」の作家メアリー・シェリーの母でもある。
米Deadlineによれば、ハンセン=ラブ監督の新作「If Love Should Die(原題)」は、フランス革命の前夜、若く貧しいイギリス人女性が啓蒙主義の理想に従ってこれまでの人生と決別する大胆な決断を下す、というプロットのようだ。イギリス、フランス、ポルトガル、北欧で2025年に撮影が予定されている。
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