ソン・ジュンギ×新鋭ホン・サビン「このろくでもない世界で」アザービジュアル7種披露 裏社会に生きる男たちの背後にある物語
2024年6月30日 19:00

ソン・ジュンギが出演を熱望し、第76回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門に公式出品された「このろくでもない世界で」の日本版アザービジュアル7種がお披露目された。ビジュアルには劇中の印象的なセリフが添えられ、韓国ノワールの世界を感じるデザインとなっている。
本作は、ある寂れた町を舞台に、継父からの暴力と貧困に喘ぐ18歳の少年ヨンギュと、彼にかつての自分を重ねた裏社会の男チゴンが紡ぐ物語。チゴンの属する犯罪組織の門を叩くほかなかったヨンギュは、仕事という名の“盗み”を働き、徐々に憧れのチゴンに認められていく。傷だらけの2つの魂が交錯した時、悲劇がさらなる悲劇を生み、彼らの運命は思わぬ方向へ走り出す。
ヨンギュ役は、3度のオーディションを経て役を勝ち取った映画初主演のホン・サビン。ヨンギュの義妹・ハヤン役は、BIBI名義でアーティストとして活動するキム・ヒョンソが演じ、5月7日に発表された百想芸術大賞で新人演技賞に輝いた。
「ヴィンチェンツォ」「ロ・ギワン」などで主演を務めたソン・ジュンギは、裏社会に生きるチゴン役で登場。大きく作り上げた体躯になまなましい傷を全身に刻んだ、犯罪組織のリーダーというこれまでにない姿を披露する。

ヨンギュ(ホン・サビン)とチゴン(ソン・ジュンギ)が鬼気迫る表情で対峙する姿をとらえたビジュアルには、「指示されたら従うしかないんだ クソだよな?」という闇社会に長く生きるチゴンの本音が吐露されたセリフが添えられ、ヨンギュの手には刃物のようなものが握られている。

一方、ヨンギュとハヤン(キム・ヒョンソ)をとらえたビジュアルは、他のカットとは異なり、やわらかな陽光の中、ヨンギュとハヤンがバイクでふたり乗りをしているシーンと、向かい合ってハンバーガーを食べる場面が切り取られている。「またハンバーガーかよ もう大丈夫だから 明日は学校に行くんだぞ」と、穏やかな日常が唯一感じられるセリフが綴られている。

さらに、表情の無いチゴンをとらえたビジュアルには、「かつて水に溺れた子供は 今も呼吸をしているが “生きている”とは限らない」の言葉が添えられ、彼の悲しい生い立ちと孤独感を際立たせ、想像力をかき立てる仕上がりとなっている。
「このろくでもない世界で」は、7月26日よりTOHOシネマズ シャンテほかで全国公開。
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