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ソニー・ピクチャーズ、米テキサスの映画館チェーンを獲得 映画業界に新たな波

2024年6月15日 22:00

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個性派映画館チェーン「アラモ・ドラフトハウス・シネマズ」
個性派映画館チェーン「アラモ・ドラフトハウス・シネマズ」
Photo by Amy Brothers/ The Denver Post

米ソニー・ピクチャーズが、米テキサスを拠点とする個性派映画館チェーンのアラモ・ドラフトハウス・シネマズを買収したことが明らかになった。米バラエティが報じたこのニュースは、映画スタジオが映画館を所有するという旧来の規制が見直される中で行われたもので、業界に大きな波紋を呼んでいる。

この買収に関する具体的な金額や条件は公表されていないが、ソニー側は「映画鑑賞の未来を革新し続けるための戦略的なステップ」と位置づけている。

テキサス州オースティンに拠点を置くアラモ・ドラフトハウス・シネマズは、ユニークな映画鑑賞体験を提供することで知られる。同チェーンは、映画と一体化した食事サービスやテーマ別の上映イベントなど、他にはない体験を提供している。例えば、映画上映中に携帯電話の使用を完全に禁止することで、観客が映画に集中できる環境を作り上げている。また、映画に関連する特別なメニューを提供する「シネマ・イート」サービスや、「カサブランカ」や「ロッキー・ホラー・ショー」などのクラシック映画やカルト映画の特別上映会も人気を博している。

アメリカでは、1948年の「パラマウント判決」により、メジャースタジオは映画館チェーンを所有できなくなった経緯がある。しかし、2020年に米国司法省はこの判決の一部を無効化し、現代の映画業界の状況に即した規制緩和を行った。これにより、ソニー・ピクチャーズのようなスタジオが再び映画館を所有することが可能になったのだ。

映画業界の専門家は、この買収が映画館ビジネスにどのような影響を与えるか注視している。動画配信サービスの台頭により、映画館業界は大きな変革期を迎えており、ソニーの買収はその一環と見られている。ある専門家は「ソニーの資本力がアラモ・ドラフトハウス・シネマズの存続と発展に大いに貢献するだろう」との見解を示しており、この買収が映画館業界に新たな活力をもたらすことが期待されている。

ソニー・ピクチャーズのCEO、トニー・ビンシクエラは「我々は映画館の運営を通じて、映画鑑賞の未来を革新し続けることを目指している。アラモ・ドラフトハウス・シネマズのユニークな文化と我々のビジョンが融合することで、これまでにない新たなシネマ体験を提供できると確信している」とコメントしている。


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