人間狩りにいそしむ医者と人肉中毒の子 日本限定極秘公開のベトナムホラー「Kfc」予告&「進撃の巨人」下山隆によるポスター公開
2024年6月10日 15:00

べトナム・ハノイを舞台とした衝撃のカニバルリベンジ・ホラー「Kfc」(7月20日公開)の本予告編と、「進撃の巨人」デザイナー下山隆氏が手がける日本版ポスターが披露された。
救急車で人間狩りにいそしむ医師、人肉中毒のその息子、医者の犠牲になった売春婦の娘らが狂気と復讐の連鎖に陥っていく様を、容赦ないゴア描写と共に描く。監督を務めたのは、本作が長編監督デビューとなるベトナム出身のレ・ビン・ザン。そもそもは映画学校の卒業制作として企画されていたが、脚本を読んだ大学側が「あまりに残酷すぎる」という理由で却下。ザン監督は退学の憂き目にあったといういわくつきの作品。その後、名匠トラン・アン・ユンの後押しにより完成し、ニューヨークアジアン映画祭で最優秀賞を受賞したほか、ロッテルダム国際映画祭などの映画祭で上映。血肉と腐臭にまみれた徹底したゴア描写と、狂気に満ちた世界観、そして緻密かつ挑戦的な構成で観客をド肝を抜いてきた。なお、ベトナム国内では現在に至るまで劇場公開されていない。
5月映倫審査R-18指定とともに発表された実録風特報は「近年稀に見るグロ描写に期待」「生々しさに行く勇気が持てない」などの大反響を巻き起こした。このほど公開された「進撃の巨人」コミックスデザイン、タイトルロゴデザインを担当した下山隆が手がけた本ポスターでは、拷問中にピースサインを見せるかのような劇中の場面とともに、「謎の肉片」を手にする男など、あらゆるタブーを打ち破る禁忌性を放つ。また、本予告では、人間の尊厳を破壊し踏みにじる残虐と復讐、ゴア映画ファンもドン引き間違い無しの容赦ない仕打ちが繰り広げられている。
「Kfc」は7月20日からシアター・イメージフォーラムほか全国順次公開。
(C)Le Binh Giang / MAP×Cinemago
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