カンヌ最高賞に輝いたショーン・ベイカー監督、次作もセックス産業で働く人々がテーマ
2024年5月28日 23:00

「タンジェリン」「フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法」のショーン・ベイカー監督が次作について語った。
ベイカー監督は、性的マイノリティやセックスワーカーなど社会的に弱い立場に置かれた人々に寄り添った視点の秀作で知られる。第77回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に出品され、パルムドールに輝いた新作「Anora」も、ニューヨークとラスベガスを舞台にしたあるセックスワーカーのドラマとなっている。
カンヌで米Deadlineのインタビューに応じたベイカー監督は、「現代におけるセックスワークが何を意味するのか、資本主義社会でどんな役割を担っているのか掘り下げることは重要だ。仕事であり、生活の糧であり、尊重されるべきキャリアだ」と語り、次作も性産業に従事する人を題材にした作品になると明かした。また、「セックスワーカーの世界には数え切れないほどの物語がある。こうした映画にひとつの意図があるとすれば、それは人間の物語を伝えることであり、この仕事につきまとう汚名をそそぐ助けにもなる」と語っている。
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

キャンドルスティック
【予告編だけでこんなに観たくなること…ある!?】阿部寛、10秒でAIを騙す――狂おしいほど面白そう
提供:ティ・ジョイ

映画「F1(R) エフワン」
【語れば語るほど、より“傑作”になっていく】上がりきったハードルを超えてきた…胸アツをこえて胸炎上
提供:ワーナー・ブラザース映画

たった“1秒”で爆発的に話題になった映画
【この夏、絶対に観るやつ】全世界が瞬時に“観るリスト”に入れた…魅力を徹底検証!
提供:ワーナー・ブラザース映画

でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男
【あり得ないほど素晴らしい一作】この映画は心を撃ち抜く。刺すような冷たさと、雷のような感動で。
提供:東映

すさまじい“魂震作”だった――
【あまりにも早すぎる超最速レビュー】全身で感じる、圧倒的熱量の体験。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント