【第2回新潟国際アニメーション映画祭】「GREAT PRETENDER razbliuto」日本初上映 鏑木ひろ監督、さらなる続編制作に意欲
2024年3月18日 11:00

新潟市で開催中の「第2回新潟国際アニメーション映画祭」イベント上映部門で、「GREAT PRETENDER razbliuto」が3月17日上映され、鏑木ひろ監督、プロデューサーの岡田麻衣子氏がトークを行った。
「GREAT PRETENDER」はNetflix配信、2020年にフジテレビ「+Ultra」枠で放送されたWIT STUDIOによるオリジナルアニメーション。「コンフィデンスマンJP」などで知られる古沢良太が脚本を手掛け、日本一の天才詐欺師、枝村真人(通称:エダマメ)が、世界を舞台にしかける桁違いの騙しあい“コンゲーム”に巻き込まれていく、信用詐欺師(コンフィデンスマン)たちによるクライムエンタテインメント。最新作「GREAT PRETENDER razbliuto」はその続編として制作され、北米劇場公開、サウジアラビアのプレミア上映を経て、今回日本での初上映となった。
続編制作の経緯を問われると、「本編でやりつくしたのでやる気はなかったが周りの要請があって(笑)」と明かす鏑木監督。岡田プロデューサーは「前作の人気があり、続きが作れるのなかなかないことなので、ぜひやりたいなと。もともと「GREAT PRETENDER」本編を動かす時に『ルパン三世』みたいなものを作りたいよねっていう話があったので、それを思い出した」と振り返る。
今作でドロシー(シャンシャン)を主人公に置いた理由は「本編で過去を唯一描いていないキャラ。本編の最後の流れでも、拾わないといけないなと思った」「テレビの本編が終わった段階で、古沢さんにプロットをお願いして、その時に出てきたアイディアだと、ドロシーとローランの出会いをメインにする話だった。しかし古沢さんがお忙しく継続が難しかったので、ドロシーをメインにした」と説明した。

本シリーズは、デイヴィッド・ホックニーなどのポップアートを思わせる色彩設計、登場キャラクターは漫画的に描かれるなど、インパクトの強いビジュアルが特徴だ。「オリジナル作品は原作がないので認知してもらいにくい。一瞥して面白いかどうかが決められてしまうので、ルックを大事にした。ファーストルックでフックがかかるようにするには……と考えて結果的にああいう絵柄に落ち着いた」とその狙いを語った。
さらなる続編を期待させるようなラストについて、鏑木監督は「当然、ぜひやりたい」と即答も、「(今作の)配信の伸びと、あとは古沢さんがどのくらいやる気があるか(笑)」が重要だとし、岡田プロデューサーは「ドロシーがどうなったかという感じで舞台を整えたので、次があったらいいなと思います。応援よろしくお願いします」と呼びかけた。本作はDMM TVにて独占配信中。
第2回新潟国際アニメーション映画祭は3月20日まで開催、チケットは絶賛発売中。公式HP(https://niaff.net)でのクレジットカード決済、または上映会場にて現金でも購入可能(※一部例外もあり)。チケット販売、プログラム、会場など詳細は公式HP、SNSで随時告知する。
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男
【あり得ないほど素晴らしい一作】この映画は心を撃ち抜く。刺すような冷たさと、雷のような感動で。
提供:東映

メガロポリス
【映画の“神”が186億円の自腹で製作した狂気の一作】この映画体験、生涯に一度あるかないか…
提供:ハーク、松竹

なんだこの映画!?
【異常な超高評価】観たくて観たくて仕方なかった“悪魔的超ヒット作”ついに日本上陸!
提供:ワーナー・ブラザース映画

宝島
【あまりにも早すぎる超最速レビュー】すさまじい映画だった――全身で感じる、圧倒的熱量の体験。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

映画「F1(R) エフワン」
【「トップガン マーヴェリック」を観た人類におくる】あの“体験”を更新する限界突破の超注目作
提供:ワーナー・ブラザース映画

フロントライン
【感情、爆発。】日本を代表する超豪華キャスト。命を救う壮絶な現場。極限の人間ドラマ。魂の渾身作。
提供:ワーナー・ブラザース映画

“生涯ベスト級”の声多数!
「愛しくて涙が止まらない」…笑って泣いて前を向く、最高のエール贈る極上作【1人でも多くの人へ】
提供:KDDI

ネタバレ厳禁映画の“絶品”登場!
【超・超・超・超・異色展開】このカオス、このサプライズの波状攻撃…あまりにも好きすぎた
提供:バンダイナムコフィルムワークス