【アカデミー賞最多7冠】「オッペンハイマー」ノーラン監督が語るIMAX®&フィルム撮影 TOKYOプレミア開催決定
2024年3月11日 16:30

第96回アカデミー賞(2024)の作品賞を含む最多7部門で受賞を果たした「オッペンハイマー」の35ミリフィルム&Dolby Cinemaの上映が決定。また、IMAX®&35ミリフィルム版&Dolby Cinemaで特別先行上映となるトリプル“TOKYOプレミア”が開催されることがわかった。
本作は、第二次世界大戦下、世界の運命を握った天才科学者J・ロバート・オッペンハイマーの栄光と没落の生涯を実話に基づいて描いた作品。クリストファー・ノーランが監督、脚本を務め、主演のキリアン・マーフィほかエミリー・ブラント、マット・デイモン、ロバート・ダウニー・Jr.らが出演している。
第96回アカデミー賞では、作品賞のほか、監督賞(クリストファー・ノーラン)、主演男優賞(キリアン・マーフィ)、助演男優賞(ロバート・ダウニー・Jr.)、撮影賞(ホイテ・バン・ホイテマ)、編集賞(ジェニファー・レイム)、作曲賞(ルドウィグ・ゴランソン)の7部門でオスカーを獲得した。
史上初の3劇場で同日同時刻開催となる“TOKYOプレミア”。3月25日19時より、TOHOシネマズ新宿にてIMAX版、109シネマズプレミアム新宿で35ミリフィルム版、新宿バルト9でDolby Cinem版を特別先行上映する。チケット発売は、3月19日0時より各劇場ホームページにて予定している。

「私たちは、オリジナル・ネガの粒状感や質感、アナログ的な色彩を35ミリに凝縮した非常に効果的な35ミリ版を制作しました。それは、観客の皆さんに観ていただける素晴らしい上映フォーマットです」と語っているノーラン監督。
ノーラン監督「35ミリプリントを上映し、観客にアナログ体験を提供できる場所がまだ世界にあることに、私はとても興奮しています。なぜなら、映像の奥行きや色の表現が重要だからです。それは、観客がもっと没入感のある体験をすることを可能にし、映画の世界にもっと入り込むことができるのです」
IMAX版では、ノーラン監督は2種類のアスペクト比(画角)を使用している。
「『ダークナイト』以来、私はIMAX上映用に複数のアスペクト比を採用してきました。その理由は、ネイティブのIMAXフォーマットは背が高いからです。そのため、IMAXフォーマットを見せたい、観客をアクションに没入させたい重要なシーンでは、巨大なIMAXスクリーンを可能な限り高く広げるのです。そして、それ以外の素材は、2×2のアスペクト比で従来通りに撮影しています。ストーリーの特にドラマチックな場面では、スクリーンを高く広げて、それ以外の場面ではスクリーンを狭めています。これは私がもう何年もやっていることで、私にとってクリエイティブなレバーを引くことができる面白い表現ツールなのです」
「オッペンハイマー」は、3月29日より全国公開。IMAXは全国50スクリーン、Dolby Cinemaは全国10スクリーン、35ミリフィルム版は109シネマズプレミアム新宿にて同時公開。
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