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齊藤工・企画×「MONDAYS」「14歳の栞」竹林亮監督 “親と離れて暮らす子どもたち”に密着した「大きな家」今秋公開 特報&ビジュアル披露

2024年3月1日 13:00

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成長していく子どもたちの等身大の姿を描く
成長していく子どもたちの等身大の姿を描く
(C)CHOCOLATE Inc.

齊藤工が企画とプロデュース、「MONDAYS このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない」「14歳の栞」の竹林亮が監督を務め、児童養護施設に密着した「大きな家」が今秋公開されることが決定した。特報(https://youtu.be/oir2YbOgexE)とティザービジュアルが披露された。

本作は、ある中学校のクラス35人全員に密着した青春リアリティ映画「14歳の栞」を手掛けた竹林監督と製作チームが、親と離れて児童養護施設で暮らす子どもたちの日常を記録したもの。家族ではないつながりの中で生活しながら、自分の運命と向き合い、葛藤し、未来に目を向けて成長していく子どもたちの等身大の姿を描く。

画像2

齊藤は、「竹林監督の『14歳の栞』を観に行った時、上映前に劇場から未成年である出演者方のプライバシーを守る誓約書の様な用紙が配られました」と振り返り、「カメラが向けられ人生の断片が切り撮られると同時に社会的に守られるべき子どもたち。竹林監督のチームならば児童養護施設で生活をしている子どもたちと共に映画と言う必然に向かえるのでは無いかと思いました」と思いを明かす。

画像3

そして竹林監督も、「この映画は、ある子どもたちのごく普通の日常を記録した物語です。僕たちは、この映画を、彼らの人生のお守りになるようにと願いながら作りました。なぜなら、彼らは18歳を過ぎて自立する準備ができたら、その場所から巣立ち、自分の力で生活をしていかなければならないからです」とコメント。「そんな彼らの映画を観ることで、これまで知らなかったすぐそこにある日常の中の『普通』の感覚の差分の中に、全ての人々にとって大切なものが隠されているのを目撃していただきたいです」とメッセージを寄せた。

画像4(C)CHOCOLATE Inc.

本作は劇場上映のみとなり、公開後のオンライン配信等は予定していない。3月1日より竹林監督作「14歳の栞」が期間限定で全国にて再上映中。一部を除く上映劇場では「大きな家」のポストカードをプレゼント予定。

竹林監督と齊藤のコメント全文は以下の通り。


竹林亮監督】
齊藤工さんからお誘いをいただき、とある場所にお話を伺いに行ったのは2年半前でした。そこから何度もお邪魔するうちに、珍しい存在だった撮影班は次第にそこの日常の中に溶け込んでいきました。
この映画は、ある子どもたちのごく普通の日常を記録した物語です。彼らは様々な理由で自身の親から離れて児童養護施設と呼ばれる場所で日常を送っています。僕たちは、この映画を、彼らの人生のお守りになるようにと願いながら作りました。なぜなら、彼らは18歳を過ぎて自立する準備ができたら、その場所から巣立ち、自分の力で生活をしていかなければならないからです。
彼らが将来生きることに苦労するようなことがあった時に彼ら自身が観て、生きる力を呼び覚ますお守りのような存在になってほしい。いつか自分たちのこれまでの道のりを客観的に見て、昔から自分には前に進んでいく強い力があり、さらに多くの周囲の人々に純粋に応援されて、ここまでやってきたのだと思い返せるようなものでありたい。そう願いながら、共に過ごした時間を記録し、編集をして一本の映画にしました。
従って、これは未来で葛藤している僕の大切な友人達のための映画に他ならないのです。
そして、そんな彼らの映画を観ることで、これまで知らなかったすぐそこにある日常の中の「普通」の感覚の差分の中に、全ての人々にとって大切なものが隠されているのを目撃していただきたいです。

齊藤工
竹林監督の『14歳の栞』を観に行った時
上映前に劇場から未成年である出演者方のプライバシーを守る誓約書の様な用紙が配られました
その後も配信への移行を安易にしなかったり
彼ら彼女らに配慮のある上映の形態を今日まで貫いていて
ドキュメンタリー映画における被写体と観客の本来あるべき誠実な距離を感じました
カメラが向けられ人生の断片が切り撮られると同時に社会的に守られるべき子どもたち
そんな竹林監督のチームならば
児童養護施設で生活をしている子どもたちと共に
映画と言う必然に向かえるのでは無いかと思いました
個人的にご縁を頂いたとある養護施設には
光り輝く子どもたちが今日も生活しています
彼ら彼女らの「これまで」と「これから」には
我々の想像を絶する様々なドラマがあり
彼ら彼女らの世の中との向き合い方
そして子どもたちを支える施設の職員の方々の日常
本作は普段は立ち入れない場所に置ける
「当たり前」と観客がどう向き合うかが問われる
混沌とした現代に必然的に生まれた作品になったと心から思います

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