“衝撃の実話”を映画化「アイアンクロー」 ケビン・フォン・エリック本人が作品に込められたメッセージを語る
2024年2月21日 14:00

ザック・エフロンが主演した「A24」の最新作「アイアンクロー」の特別映像が、このほど公開された。キャストとショーン・ダーキン監督、そしてエフロンが演じたたケビン・フォン・エリック本人が作品に込めたメッセージと思いを明かしている。
プロレス界の伝説にして“呪われた一家”と呼ばれたフォン・エリック・ファミリーの実話を映画化。「ハイスクール・ミュージカル」のエフロンのほか、「逆転のトライアングル」のハリス・ディキンソン、人気ドラマ「一流シェフのファミリーレストラン」のジェレミー・アレン・ホワイト、「イエスタデイ」のリリー・ジェームズといった人気俳優たちが名を連ねた。
幼少期からプロレスに夢中になり、9歳の頃から“鉄の爪”の元祖フリッツ・フォン・エリックや、その息子たちであるフォン・エリック兄弟のファンだったというダーキン監督は、自ら「プロレス狂」であると公言している。本作のテーマについて「映画化にあたりケビンがこだわったのは、兄弟の絆を描くことだった」と話すように、父フリッツではなく次男ケビンを中心に置くことで、プロレス界の大スターであったフォン・エリック家の兄弟たちに何が起こったのかを描き出しているのだ。
こうしたアプローチについて、現在フォン・エリック兄弟の中で唯一生存するケビン・フォン・エリック本人は「安心して彼に任せられた」と、納得して製作が進められたことを明かしている。

エフロンは「役作りは今までで最も大変だった」と振り返っており、随所にちりばめられた本編シーンからも、驚異的な肉体改造の成果を垣間見ることができるだろう。ケビン本人も「ザックのロープワークには驚いたよ、プロ以上の技術だ」と絶賛するほどだ。
兄弟の中でのまとめ役を演じたエフロンは、「ハイスクール・ミュージカル」シリーズや「グレイテスト・ショーマン」で見せた甘いフェイスではなく、これまで目にしたことのない哀愁帯びた静かで繊細な演技を見せている。

本格的なプロレスシーンにも要注目だが、四男ケリーを演じたホワイトは「監督は兄弟の物語を可能な限り忠実に描いた、常に支え合った彼らの愛もね」と、本作が単なる悲劇で終わらないエモーショナルな人間ドラマに仕上がっていると説明。愛する兄弟たちに先立たれ、ひとり生き残るという想像を絶する経験をしながらも、妻と子どもを守ろうとするケビンの姿に、観客は心を揺さぶられるはずだ。
今は亡き兄弟を演じたキャストについては「劇中のセリフは弟が話しているようだった」と思いを馳せているケビン。現在66歳となった彼が口にする「人生には意味があると感じてほしい、諦めずに闘う価値があるとね」という想いからは、人生の重みを感じ取ることができるはずだ。
「アイアンクロー」は、4月5日からTOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開。
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