真田広之「SHOGUN 将軍」引っさげ“凱旋帰国” 日本のファンを前に「情熱の結晶、すべてが宝物」と感無量
2024年2月19日 20:42

真田広之が2月19日、都内で行われたディズニープラス「スター」配信のドラマシリーズ「SHOGUN 将軍」のジャパンプレミアに出席。主演・プロデューサーを務め、ハリウッドの制作陣が、日本の戦国時代を描いた本作を引っさげての“凱旋帰国”を果たし、「長い旅路の果て、日本の皆さんに、情熱の結晶をお披露目できる日が来て、本当にうれしい。すべてが宝物です」と感無量の面持ちだった。

本作は、1980年にアメリカで実写ドラマ化され、驚異的な視聴率を記録したジェイムズ・クラベルのベストセラー小説「SHOGUN」を、新たに映像化した戦国スペクタクル。関ケ原の戦い前夜の日本を舞台に、徳川家康や石田三成ら歴史上の人物にインスパイアされた、天下獲りに向けた陰謀と策略の“謀り事”を壮大なスケールで紡ぎ出す。

米制作の連続ドラマで初主演を務める真田が、徳川家康にインスパイアされた戦国最強の武将・吉井虎永を演じており、「家康公の功績を考えると、まさに今の時代だからこそ求められるヒーロー像なのではと思う」と力説。プロデューサーとして、日本人の所作や小道具、衣装に至るまで、入念にチェックしたといい、「勇気をもって、飛び込んでくれたキャスト、日本からやって来た時代劇のスペシャリストの才能をいかに最大限引き出すかが仕事でした」と振り返った。
自身については「日々楽しくて、現場を離れるのがさみしいくらい。本当にすてきな経験をさせていただいた」と晴れ晴れとして表情を浮かべ、「東西の壁を乗り越えて、完成させたことが世界へのひとつのメッセージだと思う」と自信をにじませた。

ジャパンプレミアには真田をはじめ、共演するコズモ・ジャービス、アンナ・サワイ、平岳大、西岡徳馬、二階堂ふみ、エグゼクティブプロデューサーのジャスティン・マークス(「トップガン マーヴェリック」)、レイチェル・コンドウ、ミカエラ・クラベルが出席した。
虎永と運命を共にする英国人航海士のジョン・ブラックソーン(後の按針)を演じたジャービスは、「何かわからないことがあれば、常にそこにいて教えてくれた。真田さんの仕事に対する姿勢、背中を見て学ぶことが多かった」と感謝の言葉。ハリウッド作品で活躍するサワイは、語学に堪能な謎多きキリシタンの戸田鞠子役を務め、「西洋のプロジェクトでは、日本人女性の描き方に『ちょっと違うな』と思うところもありましたが、今回は女性像に深み、中身があるストーリーを与えてくださった」と語った。
平は虎永と天下の覇権を争う敵将・石堂和成役で存在感を発揮し、「倒しがいのある敵役を意識して演じた」とにんまり。「すごく寒い夜に、馬に乗って家臣と会話するシーンは、監督が温かい場所から出てこず(笑)、真田さんが監督の指示を取り次いでくれた。日々頭が下がる思い」と尊敬のまなざしを注ぐと、真田は「何でも、やりたがるものですから」と謙そんしていた。

虎永に長年仕える忠実な腹心である戸田広松役の西岡は、「いやー、楽しかった。素晴らしかった。50数年俳優をやっていますが、こんなすばらしい時代劇の外国作品はないと明言できる。ぜひ堪能してください」と大絶賛。真田とは旧知の間柄で、「真田と西岡が時代劇に出て、『こんなもんか』と恥をかかないようにしようと固く誓った」と撮影前に交わした約束も明かした。
二階堂はオーディションで、虎永の権力に終止符を打つためなら、手段を選ばない太閤の側室・落葉の方に起用され「びっくりするような経験の毎日。こんなに大きな照明がこの世に存在するのかと(笑)、本当にぜいたくな時間を過ごした。真田さんが積み上げたものが、作品に詰まっていた」と現地での驚きを回想。過酷な撮影の“癒し”は「おいしいドーナツとコーヒーだった」といい、「出番の私を呼んでくださるスタッフさんが『もっと、ドーナツ?』って聞いてくださった」と話していた。

「SHOGUN 将軍」(全10話)は2月27日から、ディズニープラスの「スター」で独占配信。初回は2話配信され、その後は毎週1話ずつ配信される(最終話は4月23日配信予定)。
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