プライムビデオ注目作「沈黙の艦隊」は“5年前だったら実現していなかった” 主演・大沢たかおが告白
2024年2月17日 11:00
大沢たかおが主演・製作を担い、かわぐちかいじ氏の大ヒットコミックを実写化したAmazon Originalドラマ「沈黙の艦隊 シーズン1 ~東京湾大海戦~」(2月16日から第7話、最終第8話が配信)。
自ら原作・かわぐちに企画をプレゼンしたという大沢が、約30年前の米ソ冷戦期に連載されていた原作を、大規模な戦争がぼっ発し続ける現代に映像化した意義について告白した。
Prime Videoが日本の劇場版映画を製作し、その後ドラマシリーズとして全世界に配信をするのは初の試みとなる。制作は、映画「キングダム」シリーズや「ゴールデンカムイ」などのヒット大作を手がけるクレデウス。日本のエンタテインメント作品では初めて海上自衛隊・潜水艦部隊の協力を得て撮影した実物の潜水艦と、日本屈指のVFX技術を融合し、臨場感たっぷりの映像世界を創出した。
海上自衛隊の潜水艦が米原潜に衝突して沈没する事故が発生。潜水艦の艦長・海江田四郎(演:大沢たかお)を含む乗員全員が死亡とされたが、実はその事故は日米が極秘裏に建造した日本初の高性能原子力潜水艦「シーバット」に彼らを乗務させるための偽装工作だった。
ところが、海江田はシーバットに核ミサイルを搭載すると突如反乱を起こし、逃亡。海江田を元首とする独立戦闘国家「やまと」と名乗りを上げる。アメリカはやまとを核テロリストと認定して撃沈を図り、海自ディーゼル艦「たつなみ」はそれよりも先にやまとを捕らえようと追跡を開始する。そして、たつなみ艦長の深町洋(演:玉木宏)は海江田に対し並々ならぬ感情を抱いていた。
2月9日からPrime Videoにて世界240以上の国と地域に独占配信中(2月9日に1~6話、16日に7~8話を配信)。
原子力潜水艦シーバットに核ミサイルを積載したまま突如逃亡し、全世界に「やまと」を宣言した海江田は果たしてテロリストか、それとも救世主か――?
原作は、約30年前の米ソ冷戦中に連載され、現在までに累計3200万部(紙・電子)にのぼる大ヒットコミック。実写化について大沢は、撮影中に世界で戦争が始まったことを振り返りながら、「この作品は“今”だから実現した。5年前だとしても、5年後だったとしてもできなかった」と力説する。
続けて、連載当時の日本を含む世界各国が抱えていた“平和への問題”を描いた物語を、30年の時を経た“今”だから世界へ届けたい理由を、「30年の時を経ていますが、当時(かわぐちかいじ)先生が考えていたこと、問題視していたことが全く変わっていないんです。むしろより浮き彫りになり『沈黙の艦隊』で描かれていることが実際に起こりつつあります。だからこそ“今”実写化するべきだと思っています」と、その意義を示す。
本作の持つ意義。共演した上戸彩も、並々ならぬ思いを抱えていた。役どころは、報道する者として真摯に真実と向き合い、海江田が起こした騒動の行く末を追うニュースキャスター役。「戦争がいろんなところで行われているこの現代に制作された意味は、30年たっても何も変わらない普遍的なテーマがあるからだと思います。個人がどう動くかという自分自身の責任感と、他人事にしてはいけないこのタイミングで、このような内容の作品に携われたことはすごくありがたいです。自分も含めて一緒に、世界と平和に向けて考えるきっかけになる作品になったらいいなと思います」(上戸)。
大沢も「今の時代ならではのメッセージを込めていますので、ひとつでも伝わればいいなと思います」と、視聴者に呼びかけている。Amazon Originalドラマ「沈黙の艦隊 シーズン1 ~東京湾大海戦~」は、最終第8話までPrime Videoで独占配信中。
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