ロバート・ダウニー・Jr.、「バットマン ビギンズ」出演をめぐりノーラン監督と会談していた
2024年2月9日 11:00

クリストファー・ノーラン監督の「オッペンハイマー」に出演したロバート・ダウニー・Jr.が、米ロサンゼルスで開催された同作の上映会後のQ&Aセッションで、過去にノーラン監督作への出演を熱望していたエピソードを披露した。
Q&Aセッションの参加者がXに投稿した動画で、ダウニー・Jr.は「確か『スケアクロウって役があるんだ』と聞いて、『じゃあ、おれがスケアクロウだ!』って感じだったんだ」と、ノーラン監督の「バットマン ビギンズ」(2005)に登場する悪役スケアクロウ役に興味を持っていたことを明かした。
続けて、「お茶をするために会ったのを覚えている。彼はこのインタビューに本当に身を乗り出しているようには見えなかった。礼儀正しかったけど、『君の思い通りにはならないぞ』というような雰囲気が伝わってきた」と、ノーラン監督との会合を振り返った。
「バットマン ビギンズ」でスケアクロウ役を射止めたのは、「オッペンハイマー」で主演を務めたキリアン・マーフィ。抜てきの経緯を、ノーラン監督は米エンターテインメント・ウィークリー誌に掲載されたマーフィとの対談で、「35ミリフィルムで、小さなセットを使って、とても入念にスクリーンテストを行った。きみ(マーフィ)が演技を始めると、スタッフには電気が走るような雰囲気があった」と述懐する。
「ブルース・ウェインのシーンとバットマンのシーンの2つのシーンを撮影したんだけど、私は(スタジオの)重役たちがセットに降りて、きみの演技を直接見られるようにした。みんな、きみの演技を見て興奮していたので、私が『バットマンはクリスチャン・ベールで決まりだが、スケアクロウ役はキリアンでどうだろう』と言ったとき、反対意見はなかった」。
以降ノーラン作品の常連となったマーフィも、「オッペンハイマー」で初めてノーラン監督と組んだダウニー・Jr.も、同作でアカデミー賞主演男優賞と助演男優賞にそろってノミネートされた。「オッペンハイマー」は3月29日全国公開。
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