ホウ・シャオシェンがプロデュース! 門脇麦が参加、台北金馬映画祭4冠「オールド・フォックス」6月14日公開
2024年2月9日 14:00

ホウ・シャオシェンがプロデュースを務めた台湾・日本合作映画「オールド・フォックス 11歳の選択」が、6月14日から公開されることが決定。本ポスターと本予告編に加え、日本から参加した門脇麦、台湾ニューシネマの系譜を受け継ぐ俊英シャオ・ヤーチュエン監督のコメントも発表された。
バブル期の到来を迎えた台湾。11歳のリャオジエは、父と2人で台北郊外に暮らしている。自分たちの店と家を手に入れることを夢見る父子だったが、不動産価格が高騰。リャオジエは現実の厳しさと、世の不条理を知ることになる。そんなリャオジエに声をかけてきたのは、“腹黒いキツネ”と呼ばれる地主のシャだった。他人にやさしい父と違い、他人なんか見捨てろと言い捨てるシャ。果たしてリャオジエは、どちらの道を歩んでいくのか――。
台湾ニューシネマの旗手、ホウ・シャオシェンは昨年10月には引退を発表。そんなホウ・シャオシェン監督作品の助監督を務め、台湾ニューシネマの系譜を受け継ぐのが、シャオ・ヤーチュエン監督だ。これまでのシャオ・ヤーチュエン監督作全てのプロデュースをホウ・シャオシェンが務めており、本作が最後のプロデュース作となる。昨年の東京国際映画祭でワールドプレミア上映され、第60回台北金馬映画祭で監督賞、最優秀助演男優賞、最優秀映画音楽賞、衣装デザイン賞の4冠を達成した。

リャオジエ役は「Mr.Long ミスター・ロン」などでも知られる天才子役バイ・ルンイン。日本でもスマッシュヒットを記録した「1秒先の彼女」のリウ・グァンティンがリャオジエの父親役に扮している。また、リャオジエに影響を与える“腹黒いキツネ”(オールド・フォックス)と呼ばれる地主のシャ役は、台湾の名脇役アキオ・チェン。シャの秘書役に「怪怪怪怪物!」のユージェニー・リウ。そして、門脇が経済的には恵まれているが、空虚な日々を生きる人妻ヤンジュンメイを演じ、初の台湾映画出演を果たした。
「オールド・フォックス 11歳の選択」は、6月14日から新宿武蔵野館ほか全国公開。門脇、シャオ・ヤーチュエン監督のコメントは、以下の通り。


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