堺雅人「FLY! フライ!」の声優受けた理由は「カモだから」もカモ料理の誘惑には勝てず
2024年2月5日 15:51

心配性で一度も池から飛び立ったことのないカモのマックが、妻のパムや子どもたちに背中を押され、家族で“人生”初の冒険に出る物語。イルミネーションとしては、「SING シング」以来7年ぶりのオリジナル作品となる。
堺はこれまでも声優の経験があるが、今回のオファーを受けた理由はズバリ「カモだから」。続けて「カモを演じる経験はなかなかないし、やってみたかった。カモがなぜ渡るのかは定説がなく謎だらけ。調べても分からなかったけれど、とても楽しかった」と振り返った。
アフレコ期間中はカモ料理を口にしないと自らに課したが、あえなく断念。「なるべく食べないように意識すればするほど、目に入ってしまう。けっこう長くやっていたけれど、収録中4回くらい食べてしまいました。すいませんでした」と懺悔(ざんげ)した。

パム役の麻生は、「家族が皆大好きなイルミネーション作品に出られるなんて夢みたい」と笑顔。自らも2児の母親で「一緒に寝ていて体が大きくなったなあという成長もあるが、下の子は小学1年生になって一人で電車に乗ったり行動できるようになった。しっかりしてきたなあと思う」と話し、堺から「さすが、よくできた奥さん」と称えられた。

トラブルメイカーのダンおじさんを担当したのは、シルベスター・スタローンらの吹き替えで知られる90歳のレジェンド、羽佐間道夫。「呼吸を合わせていくと、割とその雰囲気になっていく。専門的になると、脈拍を合わせること。『ロッキー』のボクシングシーンでも自然に合っていって波に乗れた」と声優としての極意を披歴した。

これには後輩に当たる関智一が、「僕は脈をつかめるまでには達していない。それを気にして今後も頑張っていきたい」と最敬礼。堺も、「まだまだ旅をしたいので2、3、4とどんどんいきましょう」とシリーズ化を想定して勧誘するほどほれ込んでいた。
そして、「台本を読んでいても、キャラクターの一人一人が好きになっていく。なんでこんなに魅かれるんだろうというくらいの物語」と自信の表情。麻生も、「多くの方に楽しんでいただき、旅を通して子どもの成長や家族の絆、一歩を踏み出す勇気などを感じてほしい」とアピールした。


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