不倫の果てに、真実の大宇宙が広がる――オランダの鬼才が描く“どうかしている”映画「No.10」4月公開
2024年1月26日 12:00

静かに狂った唯一無二の作品を発表しているオランダの鬼才アレックス・ファン・バーメルダム監督の最新作「Nr.10」が、「No.10」の邦題で、4月12日から公開されることが決定。あわせて、場面写真が披露された。
衝撃作「ボーグマン」でカンヌ国際映画祭パルムドールにノミネートを果たし、第46回シッチェス・カタロニア国際映画祭でグランプリを受賞したバーメルダム監督。本作は、記念すべき通算10作目の最新作となる。
不倫と復讐、自分は何者なのか――。自身が舞台役者出身のバーメルダム監督は冷酷なまでの正確さで、主人公である役者ギュンターの人生を“監視”。「ボーグマン」で映画のジャンルを超越したバーメルダム監督が、ついに物語という概念を突破し、正体不明の域に到達した。

幼少期に記憶を失い、森に捨てられ、里親に育てられたギュンター。大人になった彼は舞台役者として生計を立て、共演者と不倫。ひとり娘は肺がひとつしかない突然変異だった。役者仲間の裏切りによって残酷な仕打ちを受けるギュンターは復讐を誓う。だがその先に、とてつもない驚愕の事実との対峙が待っていた。
戦慄と衝撃、緊張が渦巻くサスペンスに満ちた本作。海外映画祭では「頭がおかしくなるほど素晴らしい。はやく観たほうがいい」「大胆さにあきれて、たまげた」「不気味で暗く、怪しく、そしてどうかしている」と騒然となり、世界中の映画評論家が言葉を失ったようだ。
バーメルダム監督は「脚本を書き始めるときは、これまでに行ったことのない領域にたどり着くべくシーンを次々と構築して配置する。『No.10』は終わりまでに、トーン、人員、ビジュアル、すべての点で、オープニングシーンから何光年も離れた場所にいる」と説明。音楽もバーメルダム監督によるもので“宇宙ジャズ”ともいうべき旋律が奏でられる。


場面写真は、何やら舞台の床の穴のようなところから主人公ギュンターが顔をのぞかせているシーンを活写。何かをじっと見つめているように見える。さらにベッドの上で男女が見つめ合った不倫らしき写真、舞台上でのベッドシーン、教会らしき場所でのカットなど。すべてがどんな状況なのか全く理解不能。さらに内容が知りたくなるカットばかりだ。
「No.10」は、4月12日から新宿シネマカリテほか全国順次公開。
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