マシュー・ボーン監督新作「ARGYLLE アーガイル」ワールドプレミア開催! 噂の“テイラー・スウィフト著者”説の真相は?
2024年1月25日 18:00
「キック・アス」「キングスマン」シリーズを手掛けたマシュー・ボーン監督の最新作「ARGYLLE アーガイル」のワールドプレミアが1月24日(現地時間)、ロンドンのレスター・スクエアで行われ、ボーン監督のほか、ヘンリー・カビル、ブライス・ダラス・ハワード、デュア・リパ、サム・ロックウェル、サミュエル・L・ジャクソンらが出席した。
本作は、痛快でスタイリッシュなスパイ・アクション。人気作家エリー・コンウェイは、凄腕エージェントのアーガイルが世界中を飛びまわり、謎のスパイ組織の正体に迫るスパイアクション小説「アーガイル」シリーズの新作を準備中。愛猫のアルフィーとともに列車である場所へ向かっていたエリーは、突如謎の男たちに命を狙われ、間一髪でエイダンと名乗るスパイに助けられる。自分が書いた小説が現実のスパイ組織の行動を言い当てていた事を知ったエリーは、空想だったはずの世界と命が狙われる現実の境界が曖昧になりながらも、敵の一歩先を行くために世界を駆け巡る。
ロンドンの街中レスター・スクエアに出現したワールドプレミア会場は、鮮やかなイエローカーペットとアーガイルチェック柄の大型パネル、そして巨大なバックパックの窓から猫のアルフィーが顔をのぞかせるオブジェがそびえる豪華仕様に。気温10度ほどの寒さを吹き飛ばすように、世界中から数多くのメディアと300人以上のファンが詰めかけた。
ボーン監督は「今こそ暗い世の中に一筋の陽の光が射すような、ハッピーな気分になる作品を作る時だと思った。大きなスクリーンで観れば、その世界に没入し、思ってもみなかった世界に行くことができる。そして、他の観客と一緒に体験するべきだ。意外な展開や、歓声が上がり、息をのむような瞬間がたくさんあるよ」と本作に込めた想いと仕上がりへの自信をのぞかせると、日本の取材陣にむけてもメッセージを寄せた。
ボーン監督「日本は素晴らしい国です!皆さんが想像している以上に、私は日本から多大な影響を受けました。人生で最高の時を過ごし、これまでで一番美味しい食べ物もいただきました。一つお伝えしたいのは『マナーが人間を作る(Manners Maketh Man)』という言葉がありますが、あれほどマナーが素晴らしい国を私は他に思いつかない。これからもそうあり続けて欲しいです。そして『ARGYLLE アーガイル』をぜひ観に行ってください!」
物語の中心となるスパイエージェント・アーガイルを演じたカビルは「ここ英国で、映画のプレミア上映が行われる歴史的な場所だから、このレスター・スクエアにいるというのは最高の気分だよ。マシュー・ボーンとの仕事は素晴らしいもので、自分が何を望んでいるかわかっている実直な人で、常に限界に挑戦している。それに参加するのは楽しいんだ」と充実した表情。
非常にクレイジーな役柄で映画を盛り上げるジャクソンは「物語の先が読めない。予期せぬ展開の連続で、サプライズやスリル満載、和やかな瞬間だってあるかもしれない。素晴らしく作り込まれた、楽しい映画だ」と説明。さらに、日本の取材陣に気づくと「もし皆さんの中に、脚本を書いている人がいたら、その中に僕を登場させ、日本に行かせて! 待ちきれないよ(笑)!」とアピールした。
グラミー賞受賞のUKミュージックのアイコンであり、本作でも俳優として抜群の存在感を見せているリパは、深紅のスパンコールが輝くGUCCIの特注ドレスで登場。「素晴らしい気分よ。ここでこうしてこの作品を祝えるのはとてもエキサイティングで嬉しいし、キャスト全員と再会できるのも楽しいわ。こんなに素晴らしいキャスト陣の一員になれるなんて、まさに夢のよう。マシュー・ボーンのアイデアは、本当にあらゆる期待を完全に超えてくる。何が起こるかわかっていると思っていたのに、脚本を完全に覆すという感じ。それに彼のアドバイスがとても寛大で、どうすれば自分自身からより良い演技を引き出すことができるのか、いろいろな方法を説明してくれた。大好きな理由のひとつです」と地元イギリスでの豪華カーペットイベントに万感の様子だ。
アーガイルの相棒であり親友ワイアット役を演じたジョン・シナは「日本の皆さん、まずはWWEで長年応援してくれてありがとう。僕が出演する最新作『ARGYLLE アーガイル』、マシュー・ボーン監督の本当に素晴らしい作品なので楽しんでもらえたら嬉しいです。美しさ、躍動感、スペクタクル、アクション、どんでん返しが世界中の観客を魅了するよ」と感謝を口にしていた。
さらに、ボーン監督のパートナーであり製作総指揮、さらに衣装制作のサポートも行ったクラウディア・ボーンは、ヴェルサーチェの最新モデルをアレンジした煌びやかなチェック柄ドレスで登場。アルフィー役を演じた愛猫チップを連れながら「今晩は初のカーペットなの。以前はすごく愛らしい子だったんだけど、映画スターになってからというもの、激しく駄々をこねるようになってね(笑)」とジョーク交じりに紹介。さらに巷で噂になっている「テイラー・スウィフトが原作本の著者である」という驚きの説について、このように答えた。
クラウディア「ええ、その噂、知っています。でもそれを知りたければ本作を観ないといけないですよ(笑)……でも、それは真実ではないのだけれど、数々のヒントが全て繋がるから、彼女がそうかもしれないという話はおもしろいし、ファンの皆さんの素晴らしい分析ね。実はテイラー・スウィフトが同じ種類の猫を飼っていて、娘もテイラーに夢中で『同じ猫を飼っていい?』と言われサプライズでチップをプレゼントしたの」
「ARGYLLE アーガイル」は、3月1日から全国公開。
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