世界最弱のサッカーチームに“救世主”がやって来た タイカ・ワイティティ監督新作「ネクスト・ゴール・ウィンズ」本編映像
2024年1月24日 10:00

タイカ・ワイティティ監督が、「ジョジョ・ラビット」の製作スタジオ、サーチライト・ピクチャーズと再びタッグを組んだ最新作「ネクスト・ゴール・ウィンズ」から、本編映像の一部(https://youtu.be/gAnaS0l85Ks)が披露された。世界最弱のサッカー代表チームを立て直すためにやってきた新コーチを、選手たちが歓迎するシーンを収めている。

2001年、ワールドカップ予選史上最悪の0-31の大敗を喫して以来、1ゴールも決められていない米領サモアチームに、次の予選が迫っていた。破天荒な性格でアメリカを追われた鬼コーチ、トーマス・ロンゲン(マイケル・ファスベンダー)が就任し、立て直しを図るが、奇跡の1勝は挙げられるのか。
映像は、米領サモアサッカー連盟のトップであり、家族とこの島を愛するタビタ(オスカー・ナイトリー)が「みんな喜べ!米領サモア代表の新監督を発表する。選手としても超一流だった。しかも、生まれはヨーロッパ」と世界最弱チームの名誉挽回のために連れてきた新監督を紹介するシーンから始まる。
「さぁ、皆で米領サモア流の歓迎を」と、選手たちと初対面したロンゲンに、タビタの掛け声でアシスタントコーチのエース(デビッド・フェイン)を先頭に、選手たちもみな振付つきで歌いながらロンゲンを歓迎する。

険しい表情を崩さぬままのロンゲンの様子に、選手の一員でありタビタの息子・ダル(ベウラ・コアレ)はおもむろに「この求人、何人応募した?」と聞くと、「反応はよかった」と答えるタビタだったが、そのあと候補がロンゲンだけだったことを白状し、「だが彼は我々にうってつけ」と自信満々。さらに、続けて「彼は『マトリックス』のネオ。救世主だ」と言われたダルがロンゲンに視線を向けると、サングラスをかけた姿がネオに見えなくもない……。米領サモアの独自なおもてなしに啞然とするロンゲンにクスリとさせられ、サモア人のユーモアとあたたかい人柄があらわれている一幕だ。

本作のキーパーソンの一人であるタビタについて、“物語全体の錨のようなもの”と例えるワイティティ監督は「トーマスが仕事を得て、ここにいられるのは彼のおかげなんだ。彼の夢はとてもシンプルで、ゴールを決めたことがないという呪いを解くこと。映画全体を通して、彼の原動力はただチームが1ゴールを決めることなんだ」と語り、タビタのサッカーへの愛と米領サモアチームへの熱い情熱が、ロンゲンや選手たちを突き動かすきっかけとなる重要な人物であることを明かしている。
「ネクスト・ゴール・ウィンズ」は2月23日全国公開。

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