ディズニー・アニメーションのトップが語る、「ウィッシュ」に込められた深いメッセージ
2024年1月21日 16:00

大ヒット公開中のディズニー100周年記念作品「ウィッシュ」。製作総指揮・脚本を務めるジェニファー・リーが、本作に込められた深いテーマ性について語った。

本作は、ウォルト・ディズニー・カンパニーが創立100周年を迎えることを記念し、「アナと雪の女王」のスタッフ陣が手がける、歴史の集大成となるドラマティックミュージカル。“願いが叶う魔法の王国”ロサスで暮らす少女アーシャの願いは、100歳になる祖父の願いが叶うことだった。しかし彼女は、全ての願いは魔法を操るマグニフィコ王に支配されているという衝撃の真実を知る。空から舞い降りた“願い星”のスター、相棒の子ヤギ・バレンティノとともに、アーシャは「皆の願いを取り戻したい」というひたむきな思いで立ち上がる。

公開から1カ月経った1月15日時点で、興行収入30億96万円、動員数221万人を突破。10~20代の女性グループやカップル、ファミリー層など幅広い観客が劇場を賑わせ、公開直後からSNSでは、「ストーリーも曲も映像もオマージュも最高すぎた」「ディズニー100周年の年に生きてて良かった」「音楽も映像もストーリーもディズニーの全ての願いがそこにあった」など、ディズニー100年の歴史がつまった物語やオマージュの数々に「人生でなんらかディズニーに触れた人であれば観るべき映画」といった、まさに100年に1度の特別な体験に絶賛のコメントが相次いでいる。

リーは、日本でも大ヒットした「アナと雪の女王」シリーズの監督を務めたほか、ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオのCCO(チーフ・クリエイティブ・オフィサー)を務めるディズニー・アニメーションの中でも最重要人物といっても過言ではない。
リーは、本作の中でも特に人気を博しているディズニー史上最恐のヴィラン・マグニフィコ王がそうであるように、「実はこの映画には、願いが大きければ大きいほどその葛藤も大きくなるものだということを理解する人たちが描かれています」と語る。

願いが叶わなかったとき、願いをあきためなければならなかったときの悲しさを自身で体験しているマグニフィコ王は、国民の“願い”を預かって保管し、国のためになる願いであれば自らの力で叶える。そうして、絶望や挫折から国民を救おうとしている。
しかし、リーは「この映画の中核にあるのは“心に真の願いを抱いている人物の想いほど偉大な力は、この宇宙には存在しない”ということです」と、本作に注ぎ込んだ思いを説明する。人々のあんなことをしたい、こんなことをしたい、という希望にみちた“願い”に勝るものはないといい、そして「あきらめずに最後までやり抜く向上心として伝わってくれたら嬉しい」と、深い思いを語っている。
誰かに叶えてもらうのを待つのではなく、その“願い”を叶えるために自らやり抜くこと――。そこに大きな魅力があり、それこそディズニーがこれまで描いてきた“願いの力”の真髄と言えそうだ。

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