中川翼、2024年は作品ファーストの1年に 憧れの先輩・菅田将暉への思いも吐露【担当マネージャー撮り下ろしのオフショット多数】
2024年1月9日 09:00
俳優の中川翼が、「今まで以上に映画やドラマ、作品というものと真剣に向き合う1年にしたい」と並々ならぬ意欲を燃やしながら、2024年のスタートを切った。
昨年12月の誕生日で18歳になったばかり。高校生活も残りわずかとなったが、実り多き3年間になったようだ。
「僕はあえて普通の公立高校に進んで3年間を過ごしてきました。皆と同じ高校生活をおくらせてもらって、貴重な経験になりました。昨年夏に『大奥Season2』の撮影があったのですが、周囲に受験を控えた同世代の人がいなくて、古川雄大さん、福士蒼汰さん、木村了さんとずっと一緒にいて、色々なお話をさせていただきました。
僕はAO入試を目指すことを決め、結果的に落ちてしまったのですが、先輩方と話をすることで『なりたい自分って何なのだろう?』ということを、深く考えることができた1年だったと感じています。そして、俳優として生きていきたいという意志が固まった年になったのかなと思います」
昨年は、映画「スパイスより愛を込めて。」(瀬木直貴監督)に主演。21年公開作「光を追いかけて」以来、2度目の主演作となった。
「撮影したのは、高2の秋ごろです。オール石川ロケで、金沢と小松に滞在させていただきました。昨年5~6月、公開時期に再訪させてもらったのですが、あの場所でしか感じられないものが多くあり、色々な経験をさせてもらいました。『光を追いかけて』はまだ中学生でしたが、柳葉敏郎さんの姿を見て『プロとはこうあるべきだ、こうなりたい』ということを体感することができました。
今回は自分の経験値も少しは上がったなかで、引っ張っていく立場であると認識したんです。今までは自分が一番下の立場でしたが、『スパイスより愛を込めて。』の現場には演技経験のない子や、これから芝居を頑張りたいという子が多くいたので、自分が相手の良い部分を引き出していくようにしないと、観にきてくれる人には伝わらないなと感じました。立ち位置の変化、というものを強く感じる現場でした」
そういったひとつひとつの経験が、中川の意識を変えていったことは想像に難くない。「今年はこれまで以上に映画やドラマ、作品というものに真剣に向き合う1年にしたいと思っているんです」と真摯な眼差しを注ぎ、「高校では第1に勉強、次に部活のサッカーに力を注いだので、中学時代に観ていた映画の本数から激減してしまったんです」と明かす。
「高校生活というものを経験することは充分にできたのですが、いざ演じるとなったときにそういったインプットした情報がないと、アウトプットできなくて……。今年は頻繁に映画館へ足を運んだり、作品にたっぷりと時間を注げる1年にしたいと思っています」
そして、憧れを抱く事務所の先輩、菅田将暉への思いも熱く語る。
「最近はお会いできていないのですが、『CUBE 一度入ったら、最後』を観て、改めて衝撃を受けました。菅田さんだからこそ出せる目の力に引き寄せられて……。さらに『ミステリと言う勿れ』では、原作の世界観を完璧に演じられているのを観て尊敬しましたし、今後もずっと追いかけたいと思いました」
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