2023年Googleで最も検索された映画トップ10

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米Googleトレンドが、Google検索で2023年に最も検索されたキーワードを発表。Google検索が提供されているすべての地域で最も検索された映画10作品が明らかになった。

2023年にGoogleで最も検索された映画第1位は「バービー」。続いて第2位は「オッペンハイマー」だった。この2作は全米公開日が同じだったことから、“バーベンハイマー”の造語が生まれ、今夏の一大ブームに。世界最大の検索エンジンでの検索数でも、話題性の高さが証明された。

米ハリウッド・レポーターによれば、「バービー」はメキシコ、アメリカ、ブラジルで検索数が急上昇。「オッペンハイマー」は、主演キリアン・マーフィの出身地であるアイルランドでの検索が盛んだったという。

2023年Googleで最も検索された映画トップ10は以下の通り。

第1位：「バービー」
マテル社のバービー人形を題材にした、グレタ・ガーウィグ監督作。。映画が全米公開された7月下旬に、特にサウンドトラック・アルバム関連の検索が急増し、ピークを記録した。

第2位：「オッペンハイマー」
クリストファー・ノーラン監督が、「原爆の父」と呼ばれたアメリカの物理学者ロバート・オッペンハイマーを題材に描いた歴史映画。本作も、7月公開に合わせて検索数が上昇した。

第3位：「Jawan」
シャー・ルク・カーン主演のインド製、ヒンディー語のアクションスリラー。9月初旬の劇場公開時に、インドでの検索量がピークに達した。インドの大スター、カーンのファンが、インド国内のみならず世界中にいることが後押しに。

第4位：「Sound of Freedom」
サマーシーズンの全米興行で予想外のヒットを記録した政治スリラーがランクイン。プエルトリコ、アメリカ、パナマを筆頭に、アメリカ大陸で関心を集めた。

第5位：「ジョン・ウィック　コンセクエンス」
キアヌ・リーブスが殺し屋ジョン・ウィックを演じる人気アクションシリーズの4作目にして最終章。シンガポールでの検索が多く、トルコ、アメリカ、エルサルバドルが僅差で続いた。

第6位：「アバター　ウェイ・オブ・ウォーター」
ジェームズ・キャメロン監督による3D大作。2022年12月に世界公開された直後の年明けに検索のピークを迎えた。特にハンガリーとチリで検索された。

第7位：「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」
アカデミー賞で、作品賞、監督賞、主演女優賞、助演女優賞、助演男優賞を含む6冠を果たしたインディーズ映画。今後は検索トレンドがアカデミー受賞のバラメーターになるかも？

第8位：「Gadar 2（原題）」
インド製、ヒンディー語の時代劇アクションの続編。40年以上にわたり、ヒンディー語映画でアクションスターとして活躍してきたサニー・ディオルの国際的な人気を証明。インドはもちろんのこと、ロケ地となったパキスタンでの検索も多かった。

第9位：「クリード　過去の逆襲」
マイケル・B・ジョーダン主演のボクシング映画第3弾。全米公開時の3月上旬に検索ピークを迎えたものの、動画配信開始のタイミングでもよく検索された。

第10位：「PATHAAN パターン」
インド映画界のスター、シャー・ルク・カーンが主演したスパイアクション。第3位の「Jawan」と合わせて、カーンの世界的な人気が強調される結果となった。