実写とアニメを融合した「ワンダーハッチ」萩原健太郎監督、リアリティ重視で1から言語を作成
2023年12月11日 22:30

「ワンダーハッチ 空飛ぶ竜の島」配信記念ワールドプレミアが12月11日、都内で開催され、主演を務める中島セナと奥平大兼をはじめ、エマニエル由人、津田健次郎、森田剛、萩原健太郎監督が出席した。
ディズニーによる、実写で描かれる「現実世界」と、アニメで描かれる「ドラゴンが住む異世界・ウーパナンタ」を舞台に物語が繰り広げられる冒険ファンタジー。生きづらさを抱えていた女子高生ナギ(中島)と、ドラゴンライダーたちが活躍する異世界からやってきた落ちこぼれドラゴンライダーの少年タイム(奥平)が出会い、二つの世界を襲う危機に立ち向かっていく姿が描かれる。

完全オリジナルストーリーで描かれた本作。萩原監督は本企画について「最初は画一的な少年漫画の世界のキャラクターが、いろいろな価値観がぶつかる現実世界に現れたときに、どういう成長をたどっていくのかを観てみたいと思った」という。さらに、「アジア発のファンタジー」というキーワードを大切にし「ドラゴンの表現も西洋のドラゴンだけではなく、東洋の竜を合わせたり、衣装もアジアの少数民族のものをモチーフにしたりしました」とこだわりを明かす。
またアニメの世界にリアリティを持たせるため、「ウーパナンタ」で使われている言語も、言語学者と共に文法など1から構築したという。そんな言語を話すキャラクターを演じた奥平は「ウーパナンタ語は、いまでも分からないことがあるぐらい難しかった」と1つの言葉をマスターする難しさに言及する。

奥平が扮したタイムは15年間「ウーパナンタ」で生活をしていた少年であるため、架空の言語をすらすらと話すことができるように「ただしゃべるだけではなく、しっかり感情を乗せられるように、訓練しました。いままでにない挑戦でした」とすがすがしい表情で語っていた。
またアクションシーンも見どころのひとつ。ウーパナンタで知らない人はいないと言われる伝説のドラゴン乗りのスペースを演じた森田は、現実世界では柴田と名乗り、コンビニでアルバイトをするキャラクターだ。劇中ではハードなアクションシーンも披露する。森田は「それぞれの思いがぶつかるアクション。泥臭くパワフルに……という思いで、吊られたり、引っ張られたりの日々でした。アクションチームの皆さんがみんなオジサンなので、ヒイヒイ言いながら頑張っていました」と撮影を振り返っていた。
奥平と共に主演を務めた中島は、現実世界で生きる女子高校生・ナギを演じた。中島はアニメパートには参加していなかったそうで、「完成版を観て、(ドラゴンの)ガフィンがとても可愛く動いていて楽しかったです」と語っていた。
フォトギャラリー

PR
©2025 Disney and its related entities
関連ニュース



「ワンダーハッチ 空飛ぶ竜の島」アニメと実写が交差する予告完成 田中麗奈、三浦誠己、成海璃子、SUMIREが参戦
2023年10月23日 10:00



映画.com注目特集をチェック

アマチュア
【最愛の妻がテロリストに殺された――】殺しの経験ゼロ、しかし“最高の頭脳を持つ男”の復讐が始まる
提供:ディズニー

HERE 時を越えて
【何だこのすごい映画は!?】まるで動かない「バック・トゥ・ザ・フューチャー」 ラストの多幸感よ…
提供:キノフィルムズ

異常者×異常者×異常者…
【イカれた映画を紹介するぜ!】命令無視の異常者チームが無許可で大暴れ! ぶっ刺さる一作!
提供:KADOKAWA

絶対に絶対に絶対に“超ネタバレ厳禁”
【涙腺崩壊、感情がぐちゃぐちゃで大変】早く話したいから、お願いだから、みんな早く観てほしい。
提供:リトルモア

映画が大好きな人へ――
“映画館でオトクに観る裏ワザ”、ご紹介させてください!【知らないと損な神情報】
提供:KDDI