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「これから結婚する人、結婚に疲れた人に」勧めたい 夫婦の愛の始まりから終わりを描く「ブルーバレンタイン」二村ヒトシと映画.com編集部がトーク

2023年12月6日 19:00

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「ブルー・バレンタイン」
「ブルー・バレンタイン」
写真:Everett Collection/アフロ

TOKYO FMほか全国38のFM局のオーディオコンテンツプラットフォームで、スマートフォンアプリとウェブサイトで楽しめるサービス「AuDee(オーディー)」 と映画.comのコラボ新番組「映画と愛とオトナノハナシ at 半蔵門」。作家でAV監督の二村ヒトシと映画.com編集部エビタニが映画トークを繰り広げる。

今回は、ライアン・ゴズリングミシェル・ウィリアムズが夫婦役を演じ、愛の始まりから終わりを描く「ブルーバレンタイン」(10)について、感想を語り合った。

二村にとって、最も印象に残る恋愛映画のひとつだそうで、「暗いとか悲しいとか、結婚したくなくなるとかいろんな感想があると思いますが、あの規模の予算で作られた映画としては完ぺきな作品。過不足なく監督と二人の俳優がやりたかったことが実現できていると思う」と本作を絶賛する。

医師を目指していたシンディ(ミシェル・ウィリアムズ)は、元恋人のボビーの子を妊娠するが、引っ越し屋のディーン(ライアン・ゴズリング)の優しさに心を動かされ結婚。生まれた子どもとの幸せな生活が始まるも、上昇志向のシンディ、現状に満足してしまうディーンと、見つめるものが異なるふたりの間に隙間風が吹き始める。

エビタニは「前回観た『正欲』では、誰にも共感できなかったが、今回はシンディに共感しかなかった」と感想を語り、「ディーンはどんなシンディであっても、シンディのことが好きだけれど、シンディにそういう愛は必要なく、自分の結果を褒めてほしいタイプ。ディーンは彼女のこと自体は褒めるけど、怒るときは行動を怒る。そこがふたりが一緒にいられない理由だと思った」と分析する。

二村は、ディーンとシンディ、ふたりの生まれ育った家庭環境の違いや、それぞれの家族との関係も考察しながら、「ディーンが家族にこだわるのはお母さんのせい。社会不適合者だが、音楽も絵もうまく、シンディと出会ってなければ、アーティストになっていたかもしれない」と推測。「派手なことは起こらない映画なのに、ふたりのやっていることがぶ厚すぎていろいろ考えてしまう。過去に5、6回見ていて、今回も2回見たけれど、ふたりの未来はどうなるんだろう、とやっと考えられた。別れることによって幸せになることはある」と持論を述べた。

そして、さまざまな恋愛のかたちについて言及している二村は、「人間は自分と違うものに恋をする。刺激や、変化のために自分と違うものを求めるし、自分がなりたいものにも恋はする。でも、自分と全く同じで、自分の欲望が合う人がピタッと見つかると、生きやすくなる」とアドバイスも。

「とにかく脚本が素晴らしい」と称えるエビタニは、本作が監督の両親の離婚経験から着想したというエピソードを紹介し、「特にエンドロールの花火は一瞬の輝きが美しく、残るのは暗闇。結婚は悪いものではなくて、美しい花火は見れたけれど、祭りは終わりだということがわかる」と印象的な映像表現についても言及した。

そのほか、美しく賢いが自己肯定感の低いシンディの性格、ふたりの関係の変化に伴うセックスシーンで発見したことなどについて盛り上がり、二村が「これから結婚する人に贈りたい作品。これから未来のある若者にも見てほしい。結婚に疲れた人にも」と鑑賞を推薦した。

トーク全編はAuDee(https://audee.jp/voice/show/55260)で聞くことができる(無料配信中)。次回はホアキン・フェニックス主演、リドリー・スコット監督最新作「ナポレオン」(23)を取り上げる。

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