焼死体で発見された女子大生は、捜査線上にあがった男たち全員と関係していた…「悪なき殺人」監督新作、3月15日公開
2023年11月25日 09:00

第75回カンヌ国際映画祭のプレミア部門に出品され、第48回セザール賞で最多6部門受賞に輝いた「La nuit du 12(原題)」が、「12日の殺人」の邦題で、2024年3月15日に公開されることがわかった。日本でも口コミでヒットした「悪なき殺人」のドミニク・モル監督がメガホンをとった。
第32回東京国際映画祭で観客賞と最優秀女優賞に輝いた「悪なき殺人」で知られるモル監督。本作では、2020 年のポーリーヌ・ゲナによるノンフィクション「18.3. Une annee passee a la PJ」をもとに、モル監督がジル・マルシャンと共同脚本を手がけたスリラーだ。
10月12日の夜、女子大学生クララが焼死体で発見される。事件を担当することになったのは、昇進したばかりの刑事ヨアンと、ベテラン刑事のマルソー。容疑者となりうる関係者への聞き込みのなかで、男たちが全員クララと関係していたことがわかる。クララの殺害が計画的であることは判明したが、捜査線上にあがった人々を誰ひとり、容疑者として特定することができずにいた。事件解決への糸口が見えなくなるなか、ヨアンは事件の闇へと飲み込まれていく。
フランス警察が捜査する殺人事件は年間800件以上にのぼるが、約20%は未解決になるという。物語は警官たちの熱い士気と絆、日常生活を描きながら、彼らの心の奥底に存在する弱さも段階的に映し出していく。舞台となる辺境の小さな町では、誰もが顔見知り。そんな環境が住民たちを未解決事件の闇に誘い、一層の混乱を巻き起こす。
本作は、第48回セザール賞で10部門にノミネートされ、6部門(作品・監督・助演男優・有望若手男優・脚色・音響賞)で受賞。さらに第28回リュミエール賞でも作品賞、脚色賞を獲得している。「悪なき殺人」にも出演しているバスティアン・ブイヨンがヨアン、「君と歩く世界」のブーリ・ランネールがマルソーを演じている。
「12日の殺人」は、24年3月15日から、東京の新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国公開。
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