5歳の歌姫・村方乃々佳に蒼井優メロメロ DAIGOの「歌を教えて」にも快諾
2023年11月23日 15:02
「シルバニアファミリー」を3DCGアニメーションで映画化する「劇場版 シルバニアファミリー フレアからのおくりもの」の初日舞台挨拶が11月23日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われ、声優を務めた黒島結菜、村方乃々佳、DAIGO、蒼井優、小中和哉監督が登壇した。
1985年にエポック社から発売され、38年にわたり世界で愛されてきたドールハウス&人形の「シルバニアファミリー」を3DCGアニメ化した本作は、シルバニア村で年に一度開催される星祭りを舞台に、ショコラウサギの女の子フレアが、みんなを幸せにするために奮闘するさまが描かれる。黒島はフレア、歌手で子役の“ののちゃん”こと村方が妹のクレム、蒼井はフレアの母テリー、DAIGOは新キャラクターとなるハスキー犬の青年ブルースの声を務めた。
黒島は客席を見渡し、「この会場に入ってきた時にとても温かい雰囲気や空気を感じて。皆さんが映画を観た後だという感じが伝わってきてすごくうれしかったですし、今回は初めての声の仕事で緊張した部分もあったんですけど、こうやって皆さんに観てもらえてすごくうれしいです」と感慨深げ。本作で声優初挑戦となったことについて、「機会があればぜひやってみたいと思っていたんですが、まさか自分が世界で愛されているシルバニアの声をやるとは思っていなかったので、最初はすごくビックリしたんですけど、こうやって温かい世界の中で自分の声が生きていくのを感じて、やって良かったなと思います」としみじみ付け加えた。
2歳の時に歌姫として注目を集めた村方も、今や5歳。劇中では村方が声優を務めるクレムが歌を披露する歌唱シーンがある。「かわいく、うまく歌えたと思います!」と胸を張る村方の姿に会場は大笑い。小中監督も「収録の時はお母さんが目の前にいて。お母さんに向かって歌ってくれたんで、本当にクレムがいるようでした」と村方の歌に満足げな様子だった。
一方、DAIGOは「乃々佳ちゃんの歌は2歳の頃から聴いているので、耳馴染みがいいというか。本当に上手だしかわいい。乃々佳ちゃんに歌を教えてほしい」と語ると、村方は「いいですよ!」と元気に返答。それにはDAIGOも「ぼくの歌の先生ができました」と笑顔を見せた。
また、フレアの母テリーを演じた蒼井は村方がかわいくて仕方がない様子。「わたしはシルバニアと同期。ほとんど同い年なので、気付いた時はうちにシルバニアがあって。ずっと遊んでいたんだよ」と村方に語りかけると、「乃々佳ちゃんはわたしがおばちゃんはねというと、おばちゃんじゃないよと言ってくれるんです。ありがとうね」とニッコリ。また今回の収録に関しては、「今回は特に絵ができあがっていなくて。声だけ先に録っていただいて、あとから絵をつけたという形なので、どういう表情をしているのか分からなくて。録るのが難しかったです。でも娘に対する愛情が声にのればいいなと思っていました」と語る。小中監督も「これは逆に言うと、絵に縛られずにお芝居をしてもらったということ。その声を頼りに絵を描きました。つまりこれはアニメーターと、声優をやっていただいた皆さんとの共同制作みたいなところもあります」と付け加えた。
そしてこの日、村方は劇中で歌った「ピラララルー」を生歌で披露することに。のびのびとした歌声で会場を魅了した村方は「みんなに聴いてもらってうれしかった」と笑顔。その歌声を聞いた黒島が「本当にかわいくて、気持ちがすごい伝わってきて。感動しました、ありがとうののちゃん」と語ると、蒼井も「なんでこんなことができちゃうんだろう。心からあんなにのびのび歌えるなんて。緊張しなかったの? すごいね」と感心した様子。そしてDAIGOも「やっぱり先生の歌はすばらしいですよ。堂々と楽しそうに歌を伝えるって一番大事なことだなと思いますね」と語ると、村方は「ありがとうございます!」と元気に応じるなど、場内を魅了していた。
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