「オリバー・ツイスト」の天才スリ少年、成長して外科医に！　「アートフル・ドジャー」11月29日配信

主人公の通称アートフル・ドジャーことジャック・ドーキンスは、1830年代に著されたディケンズの名作「オリバー・ツイスト」に登場するスリの少年。本作では、50年のオーストラリア、活気あふれるポート・ビクトリアを舞台に、スリとしての素早い指技を、外科医としての華麗で熟練したスキルに昇華させたドジャーの姿が描かれる。

大人になり、優秀な外科医になったドジャーの前に現れたのは、「オリバー・ツイスト」でドジャーたちを束ねていた窃盗団のリーダーのフェイギン。再びドジャーを犯罪の世界に誘い込もうとし、ドジャー自身も過去の過ちと向き合うことに。さらに、総督の娘レディ・ベル・フォックスが、ポート・ビクトリア初の女性外科医になると決意したことが、ドジャーの苦悩をさらに大きくしていく。

全話にわたり、犯罪者が暗躍する裏社会、生死をかけた手術、中流階級と貴族の格差といったエピソードを織り交ぜながら、葛藤するドジャーの再起、裏切り、贖罪、そして愛のドラマが描かれる。

ドジャーを演じるのは、「メイズ・ランナー」シリーズや「クイーンズ・ギャンビット」などで知られるトーマス・ブロディ＝サングスター。「ハリー・ポッター」シリーズでルーピン先生を演じたデビッド・シューリスが、弱みを握り、ドジャーを揺さぶるフェイギン役、ディズニーの「ティーン・ビーチ・ムービー」シリーズでおなじみのマイア・ミッチェルが、レディ・ベル役を務めている。

監督と共同制作総指揮を担うのは、「クリアリング　囚われの子供たち」「モダン・ファミリー」のジェフリー・ウォーカー。コリー・チェン（「バッドガイズ　悪い奴ら」）、グレイシー・オットー（「ハートブレイク・ハイ」）も監督として名を連ねる。

予告編は、ドジャーが自ら“名医ジャック・トーキンズ”と名乗りながら華々しく登場するシーンに始まり、レディ・ベルとの出会いが切り取られている。しかし、フェイギンが脱獄してドジャーの目の前に現れると、映像は不穏な空気に包まれる。フェイギンに追い詰められたドジャーの選択や、レディ・ベルとの関係。スリとしても、外科医としても一流の腕を持つドジャーの活躍に期待が高まる仕上がりだ。

「アートフル・ドジャー」は、ディズニープラスで11月29日から独占配信される。