登場人物全員サイコパス!? 亀梨和也×三池崇史監督「怪物の木こり」キャラクター紹介PV公開
2023年11月21日 07:00
原作は、2019年の第17回「このミステリーがすごい!大賞」を受賞した同名小説(著者:倉井眉介/宝島社文庫刊)。絵本「怪物の木こり」の怪物の仮面を被り、斧で脳を奪い去る連続猟奇殺人事件が発生する。次のターゲットとして狙われたのは、弁護士・二宮彰。しかし彼は、犯人をも凌駕する狂気のサイコパスだった。
亀梨が目的のためには手段を選ばず、殺人すらいとわない狂気のサイコパス弁護士という役どころに挑戦し、犯人を追う警察と、返り討ちを狙う二宮。追う者と追われる者が次々と入れ替わり、先読み不可能なストーリーが展開する。警視庁のプロファイラー戸城役で菜々緒、二宮の婚約者・荷見映美役で吉岡里帆が出演するほか、染谷将太、中村獅童、渋川清彦らが共演する。
サイコパス弁護士と連続殺人鬼の壮絶なバトルを描き、追う者と追われる者の全員がサイコパス的資質をもっているという、ぶっ飛んだ設定が話題の本作。このほど公開されたキャラクター紹介PVは、冒頭、二宮が「あなたはどう思いますか?」と意味深に見る者に問いかける映像から始まり、劇中の衝撃的なセリフの数々と共に、それぞれのキャラクターが持つサイコパス的要素にフォーカス、キャスト陣が自身の役どころについて語ったもの。さらに本作を鑑賞した染谷が「サイコパスに泣かされるとは」とコメントする様子と、先日スペインで開催されたシッチェス国際映画祭のワールドプレミアで観客から拍手が起こった様子も納められ、衝撃のラストへの期待が高まる映像だ。
目的のためには手段を選ばず殺人すらいとわないサイコパス弁護士の二宮は、“犯罪傾向サイコパス”という超危険人物で、演じた亀梨も「一言では片付かないですね。僕の役は本当にどこからどう見てもサイコパスな側面が感じられるキャラクターですね。まずは、車の前にあんな風に立てるということがもうね(笑)」と冒頭のカーアクションから衝撃的な姿を披露し、想像を超えた狂気のサイコパスが誕生した。
二宮を追う警視庁のプロファイラー戸城は、“情報分析サイコパス”だという。事件に固執するあまり周りが見えなくなってしまう一面があり、菜々緒は「いろいろなことに盲目的で、事件に執着するところというのは、ある意味サイコパス要素がすごくあるのではないかなと思っています」と、隠れたサイコパス要素について語る。
二宮の本性を知らない婚約者の映美は、一見普通の人間に見えるが、実は“無自覚純愛サイコパス”だそうで、吉岡は「私の役はピュアでまっすぐ過ぎるサイコパスですかね。愛憎と言いますか、憎しみが出た瞬間から愛が増幅するというのは、映美がまっすぐすぎるがゆえのことだなと思いました」と分析しており、二宮の危険性に翻弄される映美の行く末が気になる。
二宮の協力者となるサイコパス外科医の杉谷は、“快楽追求サイコパス”という真性のサイコパス。演じる染谷も「自分の役は欲求のまま生きる本当にシンプルなサイコパスですね。ピュアに演じることを心がけていましたが、直接的にサイコパスらしい描写が決して多くはなかったので、その中で『この人は裏では相当すごいことしているんだろうな』と観ている方の想像力をかきたてるにはどうしたらいいか、ということを意識しながら演じました」と明かしている。さらに、中村演じる過去の殺人事件の容疑者・剣持や、渋川演じる正義感が強すぎる刑事・乾、柚希演じる30年前の連続児童誘拐殺人事件の犯人・東間ら強烈なキャラクターたちのスリリングな映像も確認できる。
また、三池監督作品を数多く手がける遠藤浩二が音楽を担当したオリジナルサウンドトラックが、11月24日~デジタル先行配信され、12月6日に発売となる。「怪物の木こり」は、12月1日から全国公開。
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