吉沢亮&宮崎あおいが超豪華客船に感激! 「ずっとビルだと思っていた建物が船だった」
2023年11月13日 22:00
本作は、「怪物」「花束みたいな恋をした」などで知られる坂元裕二が脚本を手がけ、ドラマ「大豆田とわ子と三人の元夫」で組んだ瀧監督と再タッグを組んだミステリー×ロマンティックコメディ。エーゲ海に向かう巨大な豪華クルーズ船を舞台に、お客様からの注文に無心で仕えるバトラー・冲方優(吉沢)と、ある目的のために客船に乗り込んできた謎の女性・盤若千弦(宮崎)が、船上で起きた殺人事件の謎に迫っていく。坂元にとって初のNetflix作品となり、共演には吉田、安田をはじめ菊地凛子、永山絢斗、泉澤祐希、蒔田彩珠、長谷川初範、高岡早紀ら個性派キャストが顔を揃えた。
イベント会場となったのは、約7000人が乗船可能な世界最大級のイタリア国籍の超豪華クルーズ船「MSCベリッシマ」。映画の舞台にもなっているが、コロナ禍のため止む無く撮影を断念し、実寸大で制作されたセットやVFX・CG技術によって再現された。
総勢約200人のファンが集まる中、「MSCベリッシマ号」に初乗船した吉沢は、「本来撮影で来るはずだったここに、1年半越しに乗船できたことをすごく嬉しく思います」と感慨深い表情。宮崎も「ここに来る途中、車からなかなか船が見えてこないと思ったら、ずっとビルだと思っていた建物が船で、想像の何十倍の大きさに驚いております」と感激していた。
作品について吉沢は、「ユーモアあふれる中にも人間の本質が見え隠れするすごく面白い脚本」「セリフもすごく魅力的で、他の役のセリフまで言ってみたいと思いました」と脚本を読んだときの感想を語り、「船で撮影できなかったのですが、(完成した作品を観て)CGやセットの力で本当に“乗ってるじゃん!”っていうくらいすごい絵になっていて、違和感を感じさせない素晴らしい出来でした」と自信をにじませる。
宮崎は「個性豊かなキャラクターばかりだったので、現場に入るのが楽しみでした」と振り返り、「キャストもみんなドレスアップしていましたし、エキストラの方1人1人まで衣装がきちんとあって、映っている世界観に嘘がない。実際の船で撮れたら良かったという気持ちはありますが、セットだからこそ撮れた絵もありますし、何よりも今日乗れたので良かったです」と笑顔を見せた。
新人船長役を演じた吉田は、「頭脳明晰で帰国子女という華麗な経歴の持ち主」と役どころを語り、「無事に航海を終わらせるためには少しの難には目を瞑るなど、非常に真面目な船長で、そういう部分はおちゃめに写ったら良いな」と役への思いを語った。
一方、物語の鍵を握るゴッドファーザーの息子を演じた安田は、「セリフも現場で色々考えて、その場のノリでやっちゃったことも多かった」とアドリブを加えていたことを告白。「時間をかけてきちんと撮れば、メイドインジャパンの作品というのは十分通用するんじゃないかと思いました」と仕上がりを絶賛した。
さらに、ケータリングが経験したことがないほど豪華だったという宮崎は、「撮影がなくなった日にクラフトサービスの女性に弟子入りして、“あおい”っていう名札をつけて、一緒に働きました。それが1番幸せな日でした」と驚きのエピソードを告白した。
印象に残っている場面について、吉沢は「宮崎さんと2人で変装するシーンで、菊地さんのお芝居が面白すぎた」と話し、宮崎も「私も菊池さんの演じた藍那が大好きで、好きすぎてよくモノマネしていました(笑)」と振り返った。吉沢と宮崎の影絵のキスシーンを挙げた安田は、「お洒落だし、キュートだし、ドラマチックで良かった」と太鼓判を押した。
旅行中のトラブルについて聞かれた吉沢は、北海道のイベントに向かう際、「寝坊で予定していた飛行機に乗れず、タクシーの中でメイクも着替えも全て済ませ、登壇の5分前に到着したのですが、いつもの1.3倍くらい盛れていました(笑)」とユーモアを交えてエピソードを披露。
最後に吉沢は、「本当に素敵な面白い作品ができたと思っております。たくさんの方に観ていただきたい」と語り、宮崎も「コメディの部分も面白いですが、坂元さんが紡がれた言葉の中に深くて素敵なセリフもたくさんありますので、是非隅々まで楽しんで観ていただけたら」とアピールし、イベントは幕を閉じた。
「クレイジークルーズ」は、11月16日からNetflixで独占配信。
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