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北乃きい&森崎ウィン、ミュージカル映画が共通の夢!「撮ってみたい」「私は出たい」と意気投合

2023年11月3日 16:00

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藤岡陽子氏の小説を原作に、日本産メガネの95%を生産している聖地・福井県のメガネ産業の礎を築いた人々の情熱を描いた「おしょりん」の公開記念舞台挨拶が11月3日、ユナイテッド・シネマ豊洲で行われ、主演の北乃きい、共演する森崎ウィン小泉孝太郎児玉宜久監督が出席した。

明治37年、増永むめ(北乃きい)は、福井県足羽郡麻生津村の庄屋の長男である増永五左衛門(小泉孝太郎)の妻として、育児と家事に追われる日々を過ごしていた。そんなある日、大阪で働いていた五左衛門の弟・幸八(森崎ウィン)が帰郷し、村をあげてメガネ作りに取り組まないかと提案する。

北乃は、メガネづくりを成功させるという夢を通して、心の自由を手にした実在の女性を生き生きと演じ「全力で撮影に挑み、たくさんのメッセージを込めて出来上がった作品」だと胸を張り、「ご覧になった皆さんに、福井に行ってみたいと思ってもらえれば」とロケ地への謝意を示した。

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作中では、北乃と兄弟役を演じる森崎・小泉による三角関係に似た人間模様も描かれており「五左衛門さんは、怖かったですね。でも、スタッフさんとは気さくに話していて(笑)。おれら嫌われているのかなって」(森崎)、「イライラしている時間も多い役なので(笑)、表情が険しかったかも。一歩間違えるとドロドロになる関係を、美しく絶妙なバランスで描いてくれた」(小泉)と振り返った。

その間で揺れる役どころの北乃は、「皆さんが現場で、役柄そのままでいてくださって、すごく入りやすかった」。ただ、小泉との共演には緊張したといい「同じ横須賀市出身の先輩ですから」と話していた。

メガネづくりに夢をかける物語にちなみ、「いま、実現させたい夢は?」と問われると、森崎は「ミュージカル映画を撮ってみたい。いきなり監督できる技量はないので、作る過程から関わりたい」。すると、北乃は「私はミュージカル映画に出たい」と意気投合していた。

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