ハピネットファントム・スタジオ、A24作品を独占的に国内配給 パートナーシップ契約を締結
2023年11月1日 15:00

映画配給会社「ハピネットファントム・スタジオ」と、米ニューヨークを拠点とする独立系映画スタジオ「A24」が、独占パートナーシップ契約を締結することで合意した。これにより「A24」が製作するなど世界配給権を所有する新作映画については、「ハピネットファントム・スタジオ」が独占的に国内配給を手掛けることになった。
「ハピネットファントム・スタジオ」と「A24」は、第89回アカデミー賞で作品賞ほか3部門を受賞した「ムーンライト」、日本国内興行収入が北米を除く全世界で1位を記録した「ミッドサマー」など、ライセンシーとライセンサーの立場で協力し、これまで数多くの作品の成功を通じて信頼関係を深めてきた。
「ハピネットファントム・スタジオ」は、今回の独占パートナーシップ契約を通じて、「A24」がこれまで手掛けてきたアカデミー賞受賞作など数多くのクオリティの高い話題作を安定的に確保できることに。加えて、自社製作映画を含むコンテンツや日本のクリエイターを「A24」に紹介することによって、日本映画の新たな可能性を拡げるなど、映像ビジネスの今後の展開においてさまざまな効果を期待しているようだ。
一方、「A24」は劇場配給・宣伝のみならず配信、テレビ販売、パッケージ流通などの二次利用の領域まで一気通貫で手掛ける「ハピネットファントム・スタジオ」との独占パートナーシップによって、マーケティング戦略の意思統一とブランディングの更なる構築が可能だと判断。今回の契約締結の実現へと至った。
今後の展開について、「ハピネットファントム・スタジオ」は、新レーベルを立ち上げてA24作品を手掛けることを検討。今後は映画のグッズなどの「A24」ブランドのマーチャンダイジングへの拡大、また将来的には合作映画の製作や、「ハピネットファントム・スタジオ」が手掛ける日本映画の「A24」配給による北米・インターナショナル展開、日米の新しいクリエイターとの協業など、更なるシナジーを生み出す展開を目指している。
「ハピネットファントム・スタジオ」代表取締役社長・小西啓介氏、「A24」のコメントは以下の通り。
ハピネットファントム・スタジオは、A24の設立当初からの素晴らしいパートナーです。私たちは、この関係性が次のフェーズに進むことに非常に興奮しており、日本の観客のみなさんと、より深い関係をともに築いていくことを、とても楽しみにしています。
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