「マイマイ新子と千年の魔法」10月21~27日に片渕須直監督の連日舞台挨拶付きでレイトショー
2023年10月21日 13:15
「この世界の片隅に」の片渕須直監督が2009年に手がけた劇場アニメ「マイマイ新子と千年の魔法」が、10月21~27日に東京のミニシアター・ラピュタ阿佐ヶ谷でレイトショー上映される。
今回の上映は「2010年の上映継続に貢献された廣田恵介さんを追悼して」と銘打たれ、今年7月に急逝したライターの廣田恵介さんを追悼して行われる。午後8時30分からの上映後、片渕監督による舞台挨拶が連日実施される。
「マイマイ新子と千年の魔法」は、芥川賞作家の高樹のぶ子氏による自伝的小説「マイマイ新子」のアニメ化。山口県防府市で戦後の復興期を生きる少女・新子は、想像力の翼を羽ばたかせ、1000年もの過去へと思いをめぐらせていた。そんなある日、新子は東京からやってきた転校生の貴伊子と仲良くなり、同級生のシゲルやタツヨシたちとともにダム池をつくって遊んでいたが、ともに世話してきた金魚の死をきっかけに仲間たちの絆が揺らぎはじめる。
09年11月21日に東京・新宿ピカデリーをメイン館として全国公開された後、ラピュタ阿佐ヶ谷で50日間(約7週間)のロングラン上映が行われ、ファンが直接映画館と交渉し、東京、埼玉、静岡、新潟、北海道など各地での上映も実現。物語の舞台となった防府市では、現在も聖地巡礼企画が実施されるなど根強い人気を誇っている。
ラピュタ阿佐ヶ谷のサイトに掲載された片渕監督からのコメント全文は以下のとおり。
2009年に公開された「マイマイ新子と千年の魔法」に注目されたひとりにライターの廣田恵介さんがおられました。
廣田さんは、この映画の上映継続のためにたくさんの署名を集められ、それは「マイマイ新子」のDVD発売や、「この世界の片隅に」のクラウドファンディングにまで繋がっていったと感謝しています。
廣田さんは、惜しくも2023年7月に亡くなられました。あまりにも早すぎるお別れでした。
廣田さんの足跡を偲び、姿を思い出すため、ラピュタ阿佐ヶ谷で「マイマイ新子と千年の魔法」を一週間に渡って上映していただくことになりました。
廣田さんをご存知の皆さんはもちろん、ただ「マイマイ新子と千年の魔法」をご覧になりたい方にもたくさんお越しいただければ、と思います。それこそが、あの日、廣田さんが望んでおられたことだったのですから。
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