都市伝説“異世界エレベーター”が登場するSFヒューマンストーリー「光る鯨」劇場公開決定
2023年10月6日 12:00

元TEMPURA KIDZの関口蒼が初主演を務めた、森田博之監督の新作長編映画「光る鯨」が、12月8日より池袋HUMAXシネマズにて公開(他全国順次公開)されることが決定した。
森田監督の前作「ラストラブレター」は近未来を舞台に、妻を失った男がヒューマノイドとして妻をよみがえらせるが、実はヒューマノイドは別の記憶によるものだったという切ないラブストーリーで、ミネオショウと影山祐子が主演。第11回田辺・弁慶映画祭でキネマイスター賞と映画.com賞を受賞した。

4年ぶりの新作となる「光る鯨」は、ネット巨大掲示板2ちゃんねるで都市伝説として広まった“異世界エレベーター”が登場するSFヒューマンストーリー。築50年の都営団地を舞台に、一冊の小説「光る鯨」をめぐる物語が展開する。失踪した幼馴染みを追って幼少期に住んでいた都営団地へと向かい、そこの老朽化したエレベーターに乗って、この世界とよく似ているが全く違う異世界=パラレルワールドへ降り立つ主人公のイトを関口、その幼馴染みを佐野日菜汰、イトの姉を中神円が演じたほか、桐生コウジ、瀧石涼葉、山口友和、水沢朋美が共演、影山、ミネオショウも脇を固めている。
関口は「撮影時の私とイトは23歳の同い年で、大学出て就職とかやりたいこととか、自分で選ばなきゃいけないことが増えてきて、自分も自分の周りも、悩んだりしている時期で…。性格は似てないけど、省エネで生きている感じとか、ちょっと前の自分みたいだったし。子供と大人の間にいるような23歳の私の感情そのまま使ってイトを演じています」と振り返り、「はじめて森田監督にお会いしたときに、映画への想いやパラレルワールドを描いたことに関して監督自身の話を聞いて、パラレルワールドにいる森田さんの大切な方に、この映画が届いて欲しいなあと思いました。大切な人を思い出して、ちょっと勇気がでたり、寂しくないぞと思える映画です。なんと鯨も光るので…。ぜひ大きいスクリーンで! 劇場で観ていただきたい映画です!」とコメント。

森田監督は「15年前、父親が病気で他界しました。もう新作を撮っても父親に観てもらうことは出来ません。でも物語の中でなら新作を届けられるかもしれない。そのような想いから今回の『光る鯨』は始まりました。映画は空想の産物であり、非日常の世界を観客に届けるもの。今でもそう強く思っています。本作でも主人公のイトが両親を失った15年後から物語がはじまります。ぜひ大きな銀幕で、鯨が光り輝く姿を観ていただけたら嬉しいです」と作品への思いを述べている。
板橋区に現存する築50年の都営団地で撮影された、「異世界SFの入り口」に想像を掻き立てるメインビジュアル、そして「動く異世界エレベーター」にスポット当てた特報映像が劇場公開決定にあわせて公開された。
(C)studio solars
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