「映画 窓ぎわのトットちゃん」声優発表 役所広司、小栗旬、杏、滝沢カレンが重要キャラクターに
2023年9月27日 05:00
何事にも好奇心旺盛でお話好きな小学一年生のトットちゃん(=黒柳徹子)。落ち着きがないことを理由に通っていた小学校を退学になってしまい、東京の自由が丘に実在したトモエ学園に転校することから物語が始まる。強烈なトットちゃんの個性とおちゃめな日常生活、子どもの自主性を重んじる教育を掲げたトモエ学園のユニークな校風、恩師となる小林先生や友人たちとの出会いに、誰もが「こんな学校に通ってみたかった」と思わずにはいられないエピソードが描かれている。主人公のトットちゃんはオーディションで選ばれた7歳の大野りりあなが務める。
女優、タレント、司会者、エッセイスト、ユニセフ親善大使などあらゆる顔を持つ黒柳が今から約80年前、第2次世界大戦が終わる少し前の激動の時代を背景に、自身の幼少期を自伝的に綴った「窓ぎわのトットちゃん」が原作。198年に出版され日本累計発行部数800万部を突破したほか、中国語、英語、フランス語、ヘブライ語など20以上の言語で出版され、世界累計発行部数は2,500万部超を記録している。「劇場版ドラえもん」シリーズの八鍬新之介監督がメガホンを取る。
トットちゃんが通うトモエ学園の校長である小林先生(小林宗作)を演じるのは役所広司。転校前の学校では馴染むことができず「困った子」と言われ落ち込むトットちゃんに手を差し伸べ、トモエ学園の生徒として迎え入れる。学園内に電車の教室を設置したり、お弁当の中身に「海のものと山のもの」を入れるように指示したりとその感性は当時では異色ではあったものの、豊かで自由な考えを生徒たちに教える独自の教育方針を持つ存在。黒柳も「小林先生とのお話を、いつか伝えたいという想いがありました」と、自身の中で大きな存在で、原作を著す大きな要素であったことを語っている。
トットちゃんのパパを小栗旬、ママを杏が演じる。パパ(=黒柳守綱)は当時、日本最高峰と呼び声が高かったバイオリン奏者。黒柳が自身の名前である徹子がうまく発音できず、トットと発音していたことから、パパはトット助と呼び愛情を注いでいた。一家の大黒柱として家族を守る優しさと力強さ、そして演奏家としての矜持に葛藤する様を熱演している。黒柳とは以前より交流がある杏が、夫を愛し、トットちゃんの成長を誰よりも傍で見守る心優しきママ(=黒柳朝)に扮する。
そして、トットちゃんの担任の大石先生を滝沢カレンが演じる。公私共に黒柳と関係を築き、個性豊かな生徒たちと一緒に自身も成長していく先生を、明るく愛情たっぷりに演じる。「映画 窓ぎわのトットちゃん」は12月8日から公開。
<トモエ学園>の校長先生。学園内に電車の教室を設置するなど独自の教育方針を持ち、生徒たちを導く存在。
トットちゃんの父でヴァイオリン奏者。一家の大黒柱として家族を守りながら、ヴァイオリン奏者として心血を注ぐ。
トットちゃんの母。誰よりもトットちゃんを心配しながらも、傍で成長を見守る存在。
トットちゃんの担任の先生。個性豊かな生徒たちと共に、自身も成長していく。
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