愛する漫画の、映画をつくる…どれだけ興奮する? 映画「タートルズ」製作陣の偏愛と喜び漏れる映像披露
2023年9月24日 12:00
世界的人気を誇る「ミュータント・タートルズ」シリーズの新作CGアニメ映画「ミュータント・タートルズ ミュータント・パニック!」(公開中)の特別映像が、このほど披露された。
映像は、原作者・キャスト・スタッフ陣が「ミュータント・タートルズ」について語る内容。子どものころから愛している漫画・アニメ作品を、大人になって映画化することへの喜びと興奮が焼きつけられている。
コミック、ゲーム、TVアニメ、映画シリーズなど世界的な人気を誇る「ミュータント・タートルズ」を新たにCGアニメ映画化。主人公は、人間から隠れて暮らしてきたタートルズたちだ。“普通のティーンエイジャー”として、ニューヨークのみんなに愛され、受け入れられたい――その願いを叶えるため、新たな友人エイプリルの助けを得つつ謎の犯罪組織との戦いに繰り出す。そんな彼らの前に現れたのはミュータント化した敵の大群だった。
アメリカではサマーシーズンの話題作がずらりと並ぶ8月2日(現地時間)に公開をむかえ、公開5日間でのオープニング興行収入4310万ドル(約61億円)を記録する大ヒットスタート。さらに辛口で知られる映画レビューサイト「Rotten Tomatoes」では批評家スコアが96%(8月7日時点)、実際に映画を鑑賞した観客の満足度調査「Cinemascore」ではA評価を獲得し、絶賛に次ぐ絶賛となっている。
スタッフは、第94回アカデミー賞の長編アニメ映画賞にノミネートされ、アニー賞で8冠に輝いた「ミッチェル家とマシンの反乱」のジェフ・ロウが監督。プロデューサーは、ハリウッドの人気コメディ俳優でもあるセス・ローゲンが務め、共同プロデューサーには「ソーセージ・パーティー」でタッグを組んだエバン・ゴールドバーグが名を連ねる。
映像(https://youtu.be/F3l4hodKHAs)では、本作に関わる人々が、タートルズがいかに素晴らしい“カルチャー”であるか、そしてそれを映画化することはいかに興奮するプロジェクトなのかを熱心に語っている。
冒頭、「タートルズは愛と情熱それから真夜中のノリから生まれた」と語るのは、原作者のケビン・イーストマン。2本足で立たせたカメにマスク、その手にヌンチャクを持たせた絵を、友人のピーター・レアードに見せた時が“ニンジャ・タートルズ”が誕生した瞬間だったと回顧する。
本作プロデューサー、セス・ローゲンをはじめとする製作スタッフ、さらには悪役スーパーフライの声を担った世界的人気ラッパー、アイス・キューブまで、誰もが「タートルズに夢中だった」と口を揃えるほど、タートルズは爆発的な人気を誇った。
それだけに、プロデューサーのジェームズ・ウィーバーとエバン・ゴールドバーグは「タートルズ(の新作)を作らないかと電話が来たとき、冷静でいられなかった。まさか!って」と興奮の面持ちで明かしている。
また監督のジェフ・ロウは、完全新作として現代にタートルズを映画化するにあたり、徹底的にビジュアルにこだわったという。「タートルズと同じ“ティーンエイジャー”が描いたような絵」をコンセプトに、独特の手触りのアニメーションを完成させた。
このアニメーションに対し、気になるのは原作者からの評価だ。原作のイーストマンは、「完ぺきだよ。アングラ漫画みたいだ。ピーターと描いたあの絵を思い出す」と、タートルズ誕生の瞬間と重ね合わせた最高級の賛辞を送っている。
映像は、こんな言葉で締めくくられている。
「つらい子ども時代、タートルズが救いだった」「生まれて初めてファンになった作品だ」「61歳の今もタートルズを描いてるよ。毎朝ね!」
「ミュータント・タートルズ ミュータント・パニック!」は全国で公開中。
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