米俳優組合がゲーム会社に対してもスト実施か
2023年9月7日 11:00

映画会社やテレビ局などに対してストライキを実施している米俳優組合(SAG-AFTRA)が、テレビゲーム業界に対してもストライキを行う可能性が出てきた。
SAG-AFTRAはアクティビジョンやエレクトロニック・アーツなどの大手ゲーム会社と個別に契約交渉を行っている。現行契約は去年の11月7日に満了となる予定だったが、さらなる議論のために1年間延長されている。だが、交渉が行き詰まっていることから、SAG-AFTRAはストライキ承認を求めて会員投票を行うことになった。ちなみに、SAG-AFTRAは2016年にビデオゲーム会社に対して11カ月にわたるストライキを実施している。
SAG-AFTRAは、映画会社やテレビ局の業界団体(AMPTP)との交渉前にもストライキ承認を求める投票を実施しており、交渉決裂をきっかけに、7月14日からストライキに突入している。
今回、SAG-AFTRAはテレビゲームの役者に対する賃金を前の規準から11%引き上げ、その後、4%ずつアップすることを要求している。また、AI技術が進化するなかで、声優やパフォーマンスキャプチャーアーティストに対する脅威が高まっているとして、保護も強く求めている。
フラン・ドレシャー会長は「AIがまたも会員の仕事の機会を減らす危険にさらしている」とコメントし、一致団結を求めている。
ストライキ承認を求める会員投票は、9月25日に締めきりとなる。
関連ニュース





映画.com注目特集をチェック

キャンドルスティック
【予告編だけでこんなに観たくなること…ある!?】阿部寛、10秒でAIを騙す――狂おしいほど面白そう
提供:ティ・ジョイ

映画「F1(R) エフワン」
【語れば語るほど、より“傑作”になっていく】上がりきったハードルを超えてきた…胸アツをこえて胸炎上
提供:ワーナー・ブラザース映画

たった“1秒”で爆発的に話題になった映画
【この夏、絶対に観るやつ】全世界が瞬時に“観るリスト”に入れた…魅力を徹底検証!
提供:ワーナー・ブラザース映画

でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男
【あり得ないほど素晴らしい一作】この映画は心を撃ち抜く。刺すような冷たさと、雷のような感動で。
提供:東映

すさまじい“魂震作”だった――
【あまりにも早すぎる超最速レビュー】全身で感じる、圧倒的熱量の体験。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント