「春に散る」横浜流星&窪田正孝のアドリブのファイトシーンが実現 新場面写真披露
2023年8月20日 12:00

佐藤浩市と横浜流星を主演に迎え、瀬々敬久監督が沢木耕太郎氏の小説を映画化する「春に散る」の新場面写真が披露された。あわせて、ボクシングのプロテストにも合格した横浜と、世界チャンピオンの中西利男に扮した窪田正孝が、アドリブのファイトシーンに挑んでいたことも明かされた。
物語の中心となるのは、不公平な判定で負け、アメリカへ渡り40年振りに帰国した元ボクサーの広岡仁一(佐藤)と、同じく不公平な判定で負けて心が折れていたボクサーの黒木翔吾。ふたりは偶然飲み屋で出会い、翔吾は仁一に人生初ダウンを奪われたことをきっかけに、ボクシングを教えてほしいと懇願。やがてふたりは世界チャンピオンを目指し、“命を懸けた”戦いの舞台へと挑んでいく。
佐藤が、翔吾を導くことで人生に尊厳を取り戻そうとする仁一役、横浜が仁一と出会い、諦めかけていた夢に再度挑戦する翔吾役を務める。山口智子、橋本環奈、哀川翔、片岡鶴太郎、坂東龍汰、窪田正孝に加え、松浦慎一郎、尚玄、奥野瑛太、坂井真紀、小澤征悦ら豪華キャストが共演する。

場面写真は、翔吾がボクシングと真剣に向き合い、戦うさまをとらえたもの。真剣な眼差しで拳を握る姿、試合前に天を仰ぐ姿からは、並々ならぬ覚悟がうかがえる。
空手で世界チャンピオンになった経歴を持ち、「きみの瞳(め)が問いかけている」ではキックボクサー役を務めるなど、身体能力の高さでも知られる横浜。本作では、「近年のボクシング映画の傑作に、必ずこの人あり」と讃えられる松浦慎一郎とともに、トレーニングをスタートさせた。松浦は、横浜から「いままで松浦さんが作ったことのないボクシングシーンにしてください。そして、プロから見てカットでごまかしていると思われないようにしてください」と、真剣な眼差しで頼まれたという。

4日間にわたり撮影された世界タイトルマッチのシーンでは、第11ラウンドが、現場でアドリブに変更された。松浦は、「流星くんに『僕が作ったことのないシーンはこれだ』と持ち掛けると、『やりましょう』と。リスクはあると説明しましたが、窪田くんも『流星くんなら大丈夫でしょう』と」と回想。「僕のすべてを出し切りましたし、やはり流星くんと窪田くんだから、挑戦できたことだと思います。当時は毎日ピリピリしていましたが、終わってみれば幸せな環境でした」と振り返った。
「春に散る」は、8月25日から全国公開。
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