沖田修一監督、清水崇監督らが堀内友貴監督「明ける夜に」へ続々と応援コメント
2023年8月10日 20:00

テアトル新宿で現在開催中の「田辺・弁慶映画祭セレクション2023」内で、8月18日から公開される堀内友貴監督の長編デビュー作「明ける夜に」。このほど、沖田修一監督、清水崇監督らが応援コメントを寄せた。
作品は、8月31日から9月1日にかけて、夏の終わりを目前に、大人になれない若者たちをコミカルで爽やかに描いた青春群像劇。新人監督の登竜門とされるSKIPシティ国際Dシネマ映画祭2022、第23回TAMA NEW WAVE、第33回東京学生映画祭(実写長編部門グランプリと観客賞)、なら国際映画祭2022(NARA-wave部門ゴールデンKOJIKA賞)、そして田辺・弁慶映画祭(キネマイスター賞と映画.com賞)に出品されるとグランプリ2つを含む計5を獲得した注目作だ。

沖田監督は「こんにちは、堀内さん。昔、砂に埋まっている人のシーンを書いたことがあり、直前でやめてしまったことがありました。この映画を観て、やはり、やればよかったなあと思いました。だからでしょうか。全体に流れるユーモアのようなものが、少しだけ自分の作品と似ている気もしました」とコメント。
清水監督は「皆、自分の事ばっかで、人のせい……掛け違ったボタンが夏の終わりに噛み合う。ニアミスや思わぬ繋がりの描写は、御都合に陥りがちだが、本作は実に自然。冒頭のタイトルまでだけで観る者を惹きつけ、シリアスにユーモアまで並行してみせてしまう堀内監督の手腕!! 台詞、アングル、設定、芝居と“間”、海辺の暗さ……無駄だらけのようで全く無駄の無い濃密な映画。彼らの一夜と同じ様に―」とコメントを寄せている。

出演は、五十嵐諒、花純あやの、としお理歩、米良まさひろとフレッシュなキャストに加え、佐野日菜汰、志真うた、在原貴生、七瀬てつ、巴山祐樹、松本高士らも共演。「田辺・弁慶映画祭セレクション2023」は、第16回田辺・弁慶映画祭コンペティション部門受賞作品などを特集上映するもの。テアトル新宿では24日まで、9月1日から7日までシネ・リーブル梅田でも開催される。
なお、ピチピチロックギャル・ラブリーサマーちゃん、写真家のtomosakiも以下の通り応援コメントを寄せている。また、18日には堀内監督と五十嵐に加え、脚本家の三宅隆太、19日には柴田啓佑監督、23日には沖田監督が上映後にトークゲストとして登壇する予定。
私がどんな気持ちでいても関係なく、時間になったら勝手にのぼって、勝手に明るくなるから。
人生、良いこと悪いこと、思っても無いことがいっぱい起こって、それは物語みたいに分かりやすいオチがついてる訳じゃない。気になる結末や真相も教えてもらえない。
オチがついたり、曖昧さが消えるのを待たずに、朝や、新しい季節は無理やり来てくれる。もやもやしたまま、のらりくらり交わしながら、もしくは、小さい出来事から勝手に分かりを得て、決着をつけたり、つけなかったり。
そうして、「ま、いっか」「なんなん笑」「帰るか」そんなことを言ってやり過ごす連続が、きっと生活で、そうやって過ごしていく人々がとても愛おしいです。
自分にとって本当に些細な行いが、名前も知らない誰かにとっての「分かり」の転換点になったり、誰かのしょうもないジョークで自分の人生が変わったり。そうやって緩やかに影響し合う人と人との関わり、その偉大さ。
何を言っているか分からないと思うのですが、観終わった感想です。
ド派手でもなく、親切でもない、フツーの人生のなかに、地味な宝物があると思います。その地味な宝物を、無視せず、地味なまましっかりと映してくれる素晴らしい映画でした。
それと、個人的に、ところどころに汗が滲むような女性たちの情欲の描写がすごく「分かる!!」といった感じで、この監督はすごい……と思いました。
8月31日に観たい映画ナンバーワンになりました!
何者でもない、何者にでもなれる彼らは色々な感情を8月に置き去りにして、それぞれの人生を歩んでいく。
夏は永遠に続いてほしいと思うように、もっともっとみたいと思いました。
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