「ムービング」イ・ジョンハ、大緊張の記者会見 “母親”ハン・ヒョジュが「息子、ファイト!」とエール
2023年8月10日 15:00
韓国の作家・Kang Fullの人気ウェブトゥーン漫画を実写ドラマ化した「ムービング」のディズニープラス独占配信を記念し、韓国・ソウルで製作発表記者会見が行われた。本作は、超能力を隠して現代を生きる子どもたちと、過去の秘密を抱える親たちが、時代や世代を越えて、迫りくる悪と危険に立ち向かう超能力アクションヒーロー作品だ。
会見には、脚本も手がけたKang Fullをはじめ、パク・インジェ監督と豪華出演者9人が勢ぞろい。作品の魅力や舞台裏を明かし、フォトセッションでは、メインキャストのチャ・テヒョンとチョ・インソンが、“能力者”のポーズを披露し、会場を盛り上げた。
●リュ・スンリョン/チャン・ジュウォン役/痛みは感じるが、すぐに回復するため「モンスター」と呼ばれる。
リュ・スンリョンは、「ジュウォンは“無限の再生能力”の持ち主。愛する人に出会い、娘のヒスが生まれることで、生きる目的を見つける人物です」と説明。多くの謎を抱える役どころのチョ・インソンは、「ミヒョンとの出会いや恋愛など、お話したいことがたくさんありますが、“トップシークレット要員”なので、このあたりで抑えておこうと思います」と、早速有能ぶりを発揮していた。
一方、ハン・ヒョジュは、「監視対象であるキム・ドゥシクと恋に落ちて、息子を出産します」と踏み込んだ発言をし、「母親としての姿、20代の要員の姿など、さまざまな顔をお見せする役で、私にとってはとても大きな挑戦でした」と回想。母親を演じるのは、「トンイ」以来2度目となり、「プレッシャーで、睡眠不足になりましたが、考えてみると、24歳(数え年)に『トンイ』で10歳の息子がいる役でしたので、歳月が経ち、見てくださる皆さんに『こんなに大きな子どもがいる年齢になったのか』と受け入れてもらえるよう、自然に演じようと自分に言い聞かせました」と、役づくりを語っていた。
特殊能力を隠して生きてきた大人たちの物語と同時に描かれるのが、彼らの子どもたちの物語。特殊能力を受け継いだ新時代の子どもたちが、どのように自身の運命を受け入れ、いかに人生を歩んでいくのかも見どころとなっている。
イ・ジョンハは「幼い頃から、母親から能力を隠すように言われていたボンソクは、正体がばれないように緊張しながら生きていましたが、ヒスに出会い、能力を隠さず生きるようになります。そこからボンソクが真価を発揮します」と、キャラクターの成長を説明。少々緊張した面持ちのイ・ジョンハを見て、母親役のハン・ヒョジュから、「息子、ファイト!」とエールが飛ぶ瞬間も。父親役のチョ・インソンは、「まだデビューして間もないので、ぎこちないところもありますが、温かく見守ってほしいです」と、“父親”として、そして先輩俳優として、新進スターの背中を押した。
一方、コ・ユンジョンは「あるきっかけで特別な能力を持っていることを知り、傷つきながらも、自分のように特別な能力を持つ子たちを慰め、堂々と生きられるように手助けをする人物です」と、キャラクターの魅力を力強くアピール。その様子に、父親を演じるリュ・スンリョンは温かい眼差しを注いでいた。また、キム・ドフンは「表向きは大人っぽいですが、本当は同級生たちのようにピュアで弱いところもある子です」と、自身の役どころを説明していた。
今回、ドラマの脚本に初挑戦したKang Fullは、「漫画はひとりで作業することがほとんどですが、ドラマは僕が書いた脚本を具現化してくれる監督やスタッフたち、演者たちがいます。頼れる人たちがいるのは、不思議でしたし、ありがたかったです」と、新たなチャレンジに手応え。全20話という異例のエピソード数については、「登場人物ひとりひとりの事情を深く掘り下げるには12話、16話では無理だと思い、『20話なら引き受ける』とお伝えしました。全20話だからこそ、見どころがたっぷりあります」と、自信を示した。
このコメントに対し、パク・インジェ監督は「演出家としては、大変でした」と苦笑い。「Kang Fullさんが描いてくださる細かいキャラクター設定や背景を、全て生かさなければいけなかったので苦労もありましたが、毎話、視聴者の皆さんに満足していただけるように頑張りました」と振り返る。「人間愛や家族愛、バラエティあふれるアクションなど、たくさんの要素が詰まったギフトセットのようなドラマです」と、熱をこめてアピールしていた。
「ムービング」は、ディズニープラスの「スター」で独占配信中(全20話/初回7話まで配信中、8話以降は毎週水曜に2話ずつ配信)。
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