スパイ小説家ジョン・ル・カレのドキュメンタリー、米アップルTV+で10月配信
2023年7月31日 20:00

「裏切りのサーカス」「寒い国から帰ってきたスパイ」といったスパイ映画の原作者として知られる英作家ジョン・ル・カレ、本名デビッド・コーンウェル氏のドキュメンタリー映画「The Pigeon Tunnel(原題)」が、米アップルTV+で10月20日から配信されることがわかった。
米Deadlineによれば、本作はウォール街関連の事件を捜査した元探偵で、アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞受賞「フォッグ・オブ・ウォー マクナマラ元米国防長官の告白」の監督として知られるエロール・モリスがメガホンをとり、アップル・オリジナル・フィルムズとインク・ファクトリー(「ナイト・マネジャー」)が製作。ベストセラーとなった「地下道の鳩 ジョン・ル・カレ回想録」をもとに、偉大なスパイ作家の驚きの人生を貴重なインタビュー映像やドラマ化した場面を交えて掘り下げる。
1931年生まれのコーンウェル氏は、スイスで1年間外国語を学んだのち、イギリス陸軍の諜報機関に入隊。52年のオックスフォード大学在学中に、国内の情報活動を担う情報局保安局(MI5)に勤務。60年に国外を対象にした秘密情報部(MI6)に転属し、旧西ドイツにおいて情報活動を行った。
自らのスパイ活動をもとに、ペンネーム「ジョン・ル・カレ」として小説家デビュー。63年に発表した「寒い国から帰ってきたスパイ」がベストセラーとなったことをきっかけに、MI6を辞めて執筆に専念した。その後、イギリス南西部のコーンウォールで暮らし、20年12月に地元の病院で肺炎のため89歳で死去した。
「寒い国から帰ってきたスパイ」が65年に映画化されたことを皮切りに、「ティンカー・テイラー、ソルジャー、スパイ」が79年に英BBCでミニシリーズ化されたのち、2011年に「裏切りのサーカス」として映画化された。「リトル・ドラマー・ガール」は1984年にジョージ・ロイ・ヒル監督によって映画化され、2018年に英BBCで「リトル・ドラマー・ガール 愛を演じるスパイ」としてミニシリーズ化された。ほかにも、「ロシア・ハウス」(90)、「テイラー・オブ・パナマ」(2001)、「ナイロビの蜂」(05)、「ナイト・マネジャー」(16)など多数の映像化作品がある。
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
コート・スティーリング
【イカれた映画にご用心】些細なことで人生詰んだ…感情ぐっちゃぐちゃになる超オススメ作!
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
映画ラストマン FIRST LOVE
「ドラマの映画化か~」と何気なくつぶやいたら後輩から激ギレされた話「これ超面白いですから!!」
提供:松竹
年末年始は爆発・秒殺・脱獄・名作!!
【全部無料の神企画】今年もやるぞ!ストレス爆散!!劇的チェンジ!! 1年の疲れを吹き飛ばそう!!
提供:BS12
“愛と性”を語ることは“生きる”を語ること
【今年最後に観るべき邦画】なじみの娼婦、偶然出会った女子大生との情事。乾いた日常に強烈な一滴を。
提供:ハピネットファントム・スタジオ
こんなに面白かったのか――!!
【シリーズ完全初見で最新作を観たら…】「早く教えてほしかった…」「歴史を変える傑作」「号泣」
提供:ディズニー
映画を500円で観よう
【2000円が500円に】知らないとめっっっっっっっちゃ損 絶対に読んでから観に行って!
提供:KDDI
今年最大級に切なく、驚き、涙が流れた――
双子の弟が亡くなった。僕は、弟の恋人のために“弟のフリ”をした。
提供:アスミック・エース
ズートピア2
【最速レビュー】「前作こえた面白さ」「ご褒美みたいな映画」「最高の続編」「全員みて」
提供:ディズニー