【ファン必見】「さらば、わが愛 覇王別姫」貴重なオフショット公開 チェン・カイコー監督のメッセージも
2023年7月24日 09:00

チェン・カイコー監督の傑作「さらば、わが愛 覇王別姫」4K版が、7月28日から公開を迎える。このほど、チェン監督が作品へ込めた思いを語ったメッセージ、撮影当時の貴重なオフショットが披露された。
京劇の古典「覇王別姫」を演じる2人の京劇俳優の愛憎を、1925年から文化大革命時代を経て、50年に渡る中国の動乱の歴史を背景に、圧倒的なスケールと映像美で描く一大叙事詩。
京劇の俳優養成所で兄弟のように互いを支え合い、厳しい稽古に耐えてきた2人の少年。成長した彼らは、程蝶衣(レスリー・チャン)と段小樓(チャン・フォンイー)として京劇の古典「覇王別姫」を演じるなど一躍スターに。女形の程蝶衣は覇王を演じる段小樓を秘かに愛していたが、娼婦の菊仙(コン・リー)と結婚してしまう。
1993年のカンヌ国際映画祭にて最高賞のパルム・ドール受賞をはじめ、同年ゴールデン・グローブ賞外国語映画賞受賞、NY批評家協会賞外国映画賞・助演女優賞(コン・リー)受賞、LA批評家協会賞外国映画賞受賞、米アカデミー賞外国語映画賞ノミネートなど世界中の映画祭で高く評価され、日本でも大きな話題に。特に女形の程蝶衣役を狂おしいほどの妖艶さで演じたレスリー・チャンに魅了される観客が続出し、当時大ヒットを記録した。

チェン監督は、本作について、このように語っている。
「『諸行無常』という仏教の教えがあります。古き美しきものは少しずつ失われて行き、心は虚無に陥ります。人生というものはかくも残酷なものです。私はこの映画を通じて現実というものに対してある種の疑問や問いかけを持っている人を描きたかったのです。その疑いが多ければ多いほど、その人が味わう挫折も大きくなります。でも私はそんな挫折をしている人が好きなのです」


ファン必見のオフショットは、メイク中のレスリー・チャン、子役に演出をするチェン監督などを活写。また、京劇の振りを確認するレスリーとチャン・フォンイー、またスタッフたちとともに、真剣な表情でモニターを見るレスリー・チャンやチェン監督などをとらえている。
(C)1993 Tomson Films Co.,Ltd.(Hong Kong)
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