めくるめく色の洪水に息をのむ……「父を探して」監督の新作「ペルリンプスと秘密の森」特報公開
2023年7月21日 10:00

第88回アカデミー賞長編アニメーション賞ノミネート作「父を探して」のアレ・アブレウ監督の最新作「ペルリンプスと秘密の森」の特報とティザーポスター、場面写真が、このほど公開された。
アブレウ監督は「父を探して」で、2014年アヌシー国際アニメーション映画祭クリスタルアワード(最高賞)&観客賞を受賞、16年に新設されたアニー賞長編インディペンデント作品賞(のちに「ウルフウォーカー」や「未来のミライ」が受賞)を獲得。彗星のごとく現れた気鋭のブラジル人監督であり、アニメーションの新潮流“イベロアメリカ”の最も重要な作家のひとりとされている。


テクノロジーを駆使する「太陽の王国」のクラエと自然との結びつきを大切にする「月の王国」のブルーオの2人の秘密エージェントは、巨人によってその存在を脅かされる魔法の森に派遣されている。森を守る唯一の方法は、光という形でこの森に入り込んだ「ペルリンプス」を見つけること。敵対していた2人は共通する目的のために協力し合うことに。しかし平和をもたらすという謎の生物を探すうちに、物語は思いがけない結末にたどり着く。

特報は、それぞれ正反対の世界から魔法の森にやってきた2人が森を救うといわれる謎の存在「ペルリンプス」の手がかりを探し、大冒険を繰り広げる様子をとらえたもの。当初は反発していた2人が、共通の目的のために結束、やがて音と光に導かれ、カマドムシクイのジョアンという鳥の姿をした老人のもとに辿り着く。
めくるめく色の洪水のような色彩表現も本映像の魅力のひとつ。アブレウ監督が本作の色彩表現について、パウル・クレーの「本当は、色が私たちを支配しているのであって、その逆ではない」という言葉をひくように、本作独自のカラーパレットから生み出された色彩が、思わず息をのむような美しい映像美とともに堪能できる。


ティザーポスターは、クラエとブルーオがカマドムシクイのジョアンと3人で、ともに美しい夜空を見上げる様子を切り取ったもの。「ひとりぼっちじゃないって素敵なこと」というコピーが、異なった者同士が少しずつ歩み寄り、わかり合っていくことの美しさを伝えるような仕上がりになっている。
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シーン写真5点は、いずれも魔法の森での光景をとらえたものだ。「まずは紙の上で、次にコンピューター上で実験を重ね最も意味のある色の組み合わせを生み出した」というアブレウ監督。まるで水彩画で描かれた絵画のような世界が体感できるものとなっている。
「ペルリンプスと秘密の森」は、12月からYEBISU GARDEN CINEMAほかで公開。
(C)Buriti Filmes, 2022
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