無実の黒人が白人警官に殺害された実話 モーガン・フリーマン製作総指揮「キリング・オブ・ケネス・チェンバレン」9月15日公開
2023年7月13日 12:00

モーガン・フリーマンが製作総指揮を務め、無実の黒人が白人警官に殺された事件を映画化した「The Killing of Kenneth Chamberlain(原題)」が、「キリング・オブ・ケネス・チェンバレン」の邦題で9月15日よりヒューマントラストシネマ渋谷ほかで順次公開されることが決定した。
本作は、2011年に起きた事件をもとに、無実の黒人が白人警官に殺害されるまでの90分間を実際の事件とほぼ同時間で描くリアルタイム進行型サスペンス。フリーマンが「インビクタス 負けざる者たち」のプロデューサーのロリー・マクレアリーとタッグを組み、製作総指揮を担った。

11年11月19日、早朝のNY。双極性障害“躁うつ病”を患う黒人のケネス・チェンバレン(フランキー・フェイソン)は、就寝中に医療用通報装置を誤作動させてしまう。安否確認で3人の白人警官が到着すると、ケネスはドア越しに通報は間違いだと伝えるが聞き入れてもらえない。ドアを開けることを拒むケネスに対して、最初は穏便に対応していた警官らは不信感を抱き、高圧的な態度へと変わり、強行突破でドアをこじ開けようとする。
警官が到着してから90分後の午前7時、ケネスはドアを壊して入ってきた警官に撃たれ、死亡する。何の罪も犯していないケネスは、なぜ警官に殺されなければならなかったのか。単なる黒人差別問題にとどまらない、今こそ知るべき世界の実態が映し出される。
フリーマンは、「この映画は、警官がいかに間違った対処をしているかを真にドラマチックに描いたものです。そして、この事実を広めることが私たちにできる最善の方法だと思います」とコメント。主演のフランキー・フェイソンは、その熱演でアカデミー賞の前哨戦であるゴッサム賞で最優秀主演男優賞を獲得。衝撃的な内容が様々な議論を呼び起こし、各国の映画祭で存在感を示した。映画批評サイト「ロッテントマト」では、満足度97%を記録している。
フォトギャラリー
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

映画「F1(R) エフワン」
【語れば語るほど、より“傑作”になっていく】上がりきったハードルを超えてきた…胸アツをこえて胸炎上
提供:ワーナー・ブラザース映画

たった1秒のシーンが爆発的に話題になった映画
【この夏、絶対に観るやつ】全世界が瞬時に“観るリスト”に入れた…魅力を徹底検証!
提供:ワーナー・ブラザース映画

でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男
【あり得ないほど素晴らしい一作】この映画は心を撃ち抜く。刺すような冷たさと、雷のような感動で。
提供:東映

186億円の自腹で製作した狂気の一作
【100年後まで語り継がれるはず】この映画体験、生涯に一度あるかないか…
提供:ハーク、松竹

なんだこの映画は!?
【異常な超高評価】観たくて観たくて仕方なかった“悪魔的超ヒット作”ついに日本上陸!
提供:ワーナー・ブラザース映画

すさまじい映画だった――
【あまりにも早すぎる超最速レビュー】全身で感じる、圧倒的熱量の体験。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

“生涯ベスト級”の絶賛、多数!
「愛しくて涙が止まらない」…笑って泣いて前を向く、最高のエール贈る極上作【1人でも多くの人へ】
提供:KDDI

究極・至高の“昭和の角川映画”傑作選!
「野獣死すべし」「探偵物語」「人間の証明」…傑作を一挙大放出!(提供:BS10 スターチャンネル)