山下智久&新木優子、七夕の夜に夏らしい浴衣姿で舞台挨拶 短冊にこめた願いは
2023年7月7日 20:00

山下智久と新木優子が7月7日、東京・新宿バルト9で行われた「SEE HEAR LOVE 見えなくても聞こえなくても愛してる ディレクターズカット版」初日舞台挨拶に、夏らしい浴衣姿で登壇。「たくさんの人に届け」(山下)、「世界中、たくさんの人に見てもらえる映画になりますように」(新木)と七夕の短冊に、本作の飛躍を願う言葉をしたためた。
2023年6月にAmazon Prime Videoで配信された恋愛映画「SEE HEAR LOVE 見えなくても聞こえなくても愛してる」のディレクターズカット版。視力を失う病に侵された漫画家の男性(山下)と、聴覚障害を持つ女性(新木)の切なくも温かい愛の行方を描く。配信版では見られない映像を加えて、劇場公開された。

山下は「もちろん、配信で見ていただくこともうれしいし感謝ですが、大きなスクリーンで、隅々までこだわった映像や音響を、より感じていただけるので、特別な気持ち」と劇場公開に喜びの声。日本と韓国の合同スタッフが集った現場で、「韓国のスタッフさんが、誰かに教わった変な日本語で、笑いを誘ってくれたり。例えば『お金持ちはどこですか?』とか(笑)。そうやって、僕らを元気にし、勇気づけてくれた」と本作ならではの雰囲気を振り返った。

「良い作品をつくりたいという気持ちに変わりはないが、本当に新鮮な体験だった」と語る新木は、「ご飯と一緒に、スープ代わりでカップラーメンを食べたり、皆さん、とにかくしっかり食事をとるのが衝撃だった。パワーがみなぎっていて、やっぱり食べることは大切なんだなと」と韓国スタッフの様子に感嘆。自身も大量のキムチを現場に差し入れしたといい「皆さん、故郷の味を恋しがっていたので」と話していた。

困難を乗り越える二人の純愛については、山下が「本当に大切なものは、目で見えたり、耳で聞こえたりできないもの。心を澄ませて見ていただければ」とアピール。新木は「誰にでも、誰かを幸せにするパワーがあって、自分自身が必要な存在なんだと実感できる映画」と魅力を熱弁していた。
舞台挨拶には共演する深水元基、監督を務めたイ・ジェハン(「私の頭の中の消しゴム」)が出席した。
漫画家の泉本真治(山下智久)は、自身が心血を注いできた作品の映画化が決まり喜んでいた矢先、目が見えなくなる病を患ってしまう。ようやく軌道に乗ってきた連載漫画も休載を余儀なくされ、一緒に暮らす祖母の世話も困難になっていく。孤独と恐怖に襲われベランダから身を投げ出そうとした真治は、彼の漫画のファンで生まれつき耳が聞こえない相田響(新木優子)に助けられる。
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