「バービー」ベトナムで上映禁止 領土問題を巡る地図が火種
2023年7月6日 22:30
米ワーナー・ブラザースの注目作「バービー」が、ベトナムでの商業上映が禁止されたと米バラエティが報じた。
「バービー」は、世界中で愛されるアメリカのファッションドールが、完璧な世界「バービーランド」から人間の世界へ旅に出るというストーリー。ベトナムが問題としているのは、劇中に登場する地図に「九段線」が描かれている点だ。九段線とは、中国が南シナ海に作成した区画線で、ここに囲まれた島の領有権、海底資源の排他的権利を主張していることから、近隣諸国と対立している。
「バービー」が中国の領土主張を認めていることから、ベトナムの主権を侵害しているとして、上映禁止を決定した。ベトナム文化スポーツ観光省のヴィ・キエン・タン映画局長は、禁止決定は国家映画評価委員会によるものだと言う。
「九段線」の描写は、ベトナムにおいて他の映画やテレビシリーズでも問題となっており、2019年 にはドリームワークスのアニメ映画「スノーベイビー」、昨年はソニーの「アンチャーテッド」が公開中止となっている。16年、ハーグの常設仲裁裁判所は、九段線とその囲まれた海域に対する中国の権利について、「法的根拠がなく、国際法に反する」との判断を下している。
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