笑福亭笑瓶さん、遺作映画で“笑福亭笑瓶役” 岡田将生とのラジオの生電話シーン公開
2023年7月4日 17:00

岡田将生と清原果耶が主演し、台湾映画「1秒先の彼女」をリメイクする「1秒先の彼」の本編映像を、映画.comが独占入手した。本作が遺作となった故・笑福亭笑瓶さんが“ラジオDJの本人役”で出演しているシーンを切りとっている。
台湾アカデミー賞最多受賞作「1秒先の彼女」は、何をするにも人よりワンテンポ早い彼女と遅い彼の、消えた“1日”を巡るラブストーリー。日本版リメイクでは、監督・山下敦弘と脚本・宮藤官九郎が初タッグ。舞台を京都に移し、男女のキャラクター設定を反転させている。
何をするにも“ワンテンポ早い”彼・ハジメを岡田、何をするにも“ワンテンポ遅い”彼女・レイカを清原が演じ、荒川良々、羽野晶紀、加藤雅也、福室莉音、片山友希、しみけん、松本妃代、伊勢志摩、柊木陽太、加藤柚凪、朝井大智、山内圭哉らが共演している。
今年2月に亡くなった笑瓶さん。本編映像では“ラジオDJの笑福亭笑瓶役”として声の出演を果たしている。
ハジメがラジオを聴いていると、突然番組から電話がかかってくる。ハウリングしてしまい慌ててラジオを消してから、こんなやり取りが展開する。
ハジメ「いつも楽しく聴いてます。鶴瓶さんですよね?」
ラジオDJの笑福亭笑瓶「『鶴瓶の今週のそれ』は先週で終わったんよ。今週からは、『笑福亭笑瓶のおばんざいナイト』、よろしくでーす」
「あなたは、ラジオネーム“秒速のポストマン”さん?」とふられたハジメは「ちょっと聞いてもらえます? ついに齢30にして、運命の女性に巡り合えたんですわ。彼女のまっすぐな歌声を聴くだけで、心が浄化されるいうか。彼女のCD送るさかい、かけてください」と先走る。
苦笑いの笑瓶は「いやいや、メッセージテーマがあんねんけど。今日のテーマは、『失くしてしまったもの』です」と説明。すると、ハジメは「なんなん、辛気臭い。ないし、知らんし。いやあるわ、ごっついの。なんか一気に気分落ちたわ」と悪態をつきながらも、「お父さんを失くした」という意味深な発言をする。
暴走気味で口の悪いリスナー・ハジメと、そんな彼を優しくたしなめる“DJ・笑瓶”の小気味いい会話のキャッチボールが楽しいワンシーンだ。劇中、ハジメはたびたびDJ・笑瓶と生電話でつながり、身の上話から恋愛相談まで、さまざまな悩みを聞いてもらうことに。電話を通してハジメに親身に寄り添ってくれるDJ役の笑瓶さんは、人当たりのよい人柄そのままに演じており、生電話のシーンの数々は、本作にユーモアと温かい空気感を持ち込んでいる。

また笑瓶さんは、ラジオDJ役としては声のみの出演だが、レイカがアルバイトをする写真店の店主も演じている。お茶の間から親しまれ、愛された笑瓶さんのありのままの人となりが映し出された“最後の演技”をぜひ劇場で見届けてほしい。
「1秒先の彼」は、7月7日からTOHOシネマズ日比谷ほか全国公開。
(C)2023「1秒先の彼」製作委員会
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