鈴鹿央士、ゆうばり映画祭ニューウェーブアワード受賞!授賞式で真摯に決意表明
2023年6月30日 11:00
北海道夕張市で行われている「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」が6月29日にオープニングを迎え、ニューウェーブアワード男優部門を受賞した俳優の鈴鹿央士が受賞の喜びを語った。
2014年に同映画祭に新設された「京楽ピクチャーズ. PRESENTS ニューウェーブアワード」は、近年活躍がめざましく、今年さらなる活躍を期待するクリエイター・男優・女優を映画祭オープニングに招待し、表彰式を行うもの。映画はもちろん、映像文化全般に対し、新鮮でかつファンタスティックな可能性を持ち込む“ひと”に本アワードを贈呈することで、映画、映像文化に向けて新しい波をおこすことができればという思いがあるという。
今年の受賞者は、クリエイター部門が飯塚貴士監督、男優部門が鈴鹿、女優部門が桜田ひより。授賞式に参加した鈴鹿は「このたびは名誉ある賞に選んでいただいてありがとうございます。光栄です。僕は2019年の『蜜蜂と遠雷』でデビューしてから4年くらいたっていますが、これまでいろいろな作品で出会った方々に支えられながら、すてきな言葉をもらいながら、ここまでやれています。今回こうして賞をいただくことができて、まわりの方に感謝したいなと思いますし、いつも観てくださっている方により面白い作品を届けられたらと思っています」と挨拶。さらに「桜田さんとはドラマ『silent』でご一緒して。本当にカメラの前に立っていないときも、まっすぐでまじめな女優さん。今日も皆さんに会ってもらいたかったなと思っています。僕の同世代の俳優さんたちは本当にまっすぐでまじめな俳優さんがたくさんいるので。これからも若い世代に注目していただけたらうれしいです」と呼びかけた。
そして授賞式終了後、鈴鹿にミニインタビューを敢行。その喜びのコメントを聞いた。
鈴鹿:本当に嬉しかったです。ニューウェーブアワードという、新しい波を起こすことを期待してくださっての賞ということでとても光栄です。ぼくは「蜜蜂と遠雷」でデビューさせてもらって4年くらいたつなかで、いろいろな作品に出させてもらいました。そこで素敵な先輩に出会ったり、ずっと支えてくださるスタッフさんと出会ったり、たくさんの人に支えられて、今こうしてお仕事ができています。それがこういう形で賞を頂けることになってとても嬉しかったです。まだまだこれからですが、本当に頑張ろうと思いました。
鈴鹿:こうして僕の年齢よりも歴史のある映画祭で、今でも第一線で活躍されてる方々が受賞されている賞をいただくことができて、その映画祭の1ページに鈴鹿央士という名前を加えていただいたということは、すごく光栄に思います。自分が活動してきたことを形にしてもらうのは、なかなか無い事なのでとてもありがたいです。これからも誰かの心に響くようなお芝居を、より一層頑張っていきたいですし、いろいろな映画祭に呼ばれるような俳優になれたらいいなと思います。
鈴鹿:僕がイメージしている映画祭や今まで経験した映画祭とは少し違いました。まず会場に着いて皆さんから「おかえりなさい」と言われた時は、「僕は岡山出身なのに、おかえりなさいと言ってくださるのか」と驚いたんですけど、とても温かい気持ちになりました。会場でも壇上に立つまでは緊張していたんですけど、すごい拍手が温かかったですし、その拍手ひとつにも映画祭が持っているものを感じられて、素敵だなと思いました。今回は滞在時間が短かったので、今度はゆっくり来て、皆さんと一緒に楽しめたらいいなと思いました。
フォトギャラリー
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
犯罪が起きない町で、殺人事件が起きた――
【衝撃のAIサスペンス】映画ファンに熱烈にオススメ…睡眠時間を削ってでも、観てほしい
提供:hulu
映画料金が500円になる“裏ワザ”
【知らないと損】「映画は富裕層の娯楽」と思う、あなただけに教えます…期間限定の最強キャンペーン中!
提供:KDDI
グラディエーターII 英雄を呼ぶ声
【史上最高と激賞】人生ベストを更新し得る異次元の一作 “究極・極限・極上”の映画体験
提供:東和ピクチャーズ
予想以上に面白い!スルー厳禁!
【“新傑作”爆誕!】観た人みんな楽しめる…映画ファンへの、ちょっと早いプレゼント的な超良作!
提供:ワーナー・ブラザース映画
関連コンテンツをチェック
シネマ映画.comで今すぐ見る
父親と2人で過ごした夏休みを、20年後、その時の父親と同じ年齢になった娘の視点からつづり、当時は知らなかった父親の新たな一面を見いだしていく姿を描いたヒューマンドラマ。 11歳の夏休み、思春期のソフィは、離れて暮らす31歳の父親カラムとともにトルコのひなびたリゾート地にやってきた。まぶしい太陽の下、カラムが入手したビデオカメラを互いに向け合い、2人は親密な時間を過ごす。20年後、当時のカラムと同じ年齢になったソフィは、その時に撮影した懐かしい映像を振り返り、大好きだった父との記憶をよみがえらてゆく。 テレビドラマ「ノーマル・ピープル」でブレイクしたポール・メスカルが愛情深くも繊細な父親カラムを演じ、第95回アカデミー主演男優賞にノミネート。ソフィ役はオーディションで選ばれた新人フランキー・コリオ。監督・脚本はこれが長編デビューとなる、スコットランド出身の新星シャーロット・ウェルズ。
ギリシャ・クレタ島のリゾート地を舞台に、10代の少女たちの友情や恋愛やセックスが絡み合う夏休みをいきいきと描いた青春ドラマ。 タラ、スカイ、エムの親友3人組は卒業旅行の締めくくりとして、パーティが盛んなクレタ島のリゾート地マリアへやって来る。3人の中で自分だけがバージンのタラはこの地で初体験を果たすべく焦りを募らせるが、スカイとエムはお節介な混乱を招いてばかり。バーやナイトクラブが立ち並ぶ雑踏を、酒に酔ってひとりさまようタラ。やがて彼女はホテルの隣室の青年たちと出会い、思い出に残る夏の日々への期待を抱くが……。 主人公タラ役に、ドラマ「ヴァンパイア・アカデミー」のミア・マッケンナ=ブルース。「SCRAPPER スクラッパー」などの作品で撮影監督として活躍してきたモリー・マニング・ウォーカーが長編初監督・脚本を手がけ、2023年・第76回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門グランプリをはじめ世界各地の映画祭で高く評価された。
「苦役列車」「まなみ100%」の脚本や「れいこいるか」などの監督作で知られるいまおかしんじ監督が、突然体が入れ替わってしまった男女を主人公に、セックスもジェンダーも超えた恋の形をユーモラスにつづった奇想天外なラブストーリー。 39歳の小説家・辺見たかしと24歳の美容師・横澤サトミは、街で衝突して一緒に階段から転げ落ちたことをきっかけに、体が入れ替わってしまう。お互いになりきってそれぞれの生活を送り始める2人だったが、たかしの妻・由莉奈には別の男の影があり、レズビアンのサトミは同棲中の真紀から男の恋人ができたことを理由に別れを告げられる。たかしとサトミはお互いの人生を好転させるため、周囲の人々を巻き込みながら奮闘を続けるが……。 小説家たかしを小出恵介、たかしと体が入れ替わってしまう美容師サトミをグラビアアイドルの風吹ケイ、たかしの妻・由莉奈を新藤まなみ、たかしとサトミを見守るゲイのバー店主を田中幸太朗が演じた。
文豪・谷崎潤一郎が同性愛や不倫に溺れる男女の破滅的な情愛を赤裸々につづった長編小説「卍」を、現代に舞台を置き換えて登場人物の性別を逆にするなど大胆なアレンジを加えて映画化。 画家になる夢を諦めきれず、サラリーマンを辞めて美術学校に通う園田。家庭では弁護士の妻・弥生が生計を支えていた。そんな中、園田は学校で見かけた美しい青年・光を目で追うようになり、デッサンのモデルとして自宅に招く。園田と光は自然に体を重ね、その後も逢瀬を繰り返していく。弥生からの誘いを断って光との情事に溺れる園田だったが、光には香織という婚約者がいることが発覚し……。 「クロガラス0」の中﨑絵梨奈が弥生役を体当たりで演じ、「ヘタな二人の恋の話」の鈴木志遠、「モダンかアナーキー」の門間航が共演。監督・脚本は「家政夫のミタゾノ」「孤独のグルメ」などテレビドラマの演出を中心に手がけてきた宝来忠昭。
奔放な美少女に翻弄される男の姿をつづった谷崎潤一郎の長編小説「痴人の愛」を、現代に舞台を置き換えて主人公ふたりの性別を逆転させるなど大胆なアレンジを加えて映画化。 教師のなおみは、捨て猫のように道端に座り込んでいた青年ゆずるを放っておくことができず、広い家に引っ越して一緒に暮らし始める。ゆずるとの間に体の関係はなく、なおみは彼の成長を見守るだけのはずだった。しかし、ゆずるの自由奔放な行動に振り回されるうちに、その蠱惑的な魅力の虜になっていき……。 2022年の映画「鍵」でも谷崎作品のヒロインを務めた桝田幸希が主人公なおみ、「ロストサマー」「ブルーイマジン」の林裕太がゆずるを演じ、「青春ジャック 止められるか、俺たちを2」の碧木愛莉、「きのう生まれたわけじゃない」の守屋文雄が共演。「家政夫のミタゾノ」などテレビドラマの演出を中心に手がけてきた宝来忠昭が監督・脚本を担当。
内容のあまりの過激さに世界各国で上映の際に多くのシーンがカット、ないしは上映そのものが禁止されるなど物議をかもしたセルビア製ゴアスリラー。元ポルノ男優のミロシュは、怪しげな大作ポルノ映画への出演を依頼され、高額なギャラにひかれて話を引き受ける。ある豪邸につれていかれ、そこに現れたビクミルと名乗る謎の男から「大金持ちのクライアントの嗜好を満たす芸術的なポルノ映画が撮りたい」と諭されたミロシュは、具体的な内容の説明も聞かぬうちに契約書にサインしてしまうが……。日本では2012年にノーカット版で劇場公開。2022年には4Kデジタルリマスター化&無修正の「4Kリマスター完全版」で公開。※本作品はHD画質での配信となります。予め、ご了承くださいませ。