「ハリー・ポッター」体験型施設がオープン! 浜辺美波、マルフォイ役のトム・フェルトンと笑顔でテープカット
2023年6月16日 11:45
映画「ハリー・ポッター」シリーズや「ファンタスティック・ビースト」シリーズの制作の裏側を体験できる、ウォークスルー型のエンターテイメント施設「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京 ‐ メイキング・オブ・ハリー・ポッター」が6月16日にグランドオープンを迎え、オープニングセレモニーにドラコ・マルフォイ役のトム・フェルトン、声優の小野賢章、女優の浜辺美波が登壇。魔法をふりかけ、開幕を告げるテープカットを行った。
東京・練馬のとしまえん跡地にオープンした同施設内には、実際に映画に携わったイギリスの世界最高峰のクリエイターたちによる、オリジナルの手法と技術で制作したセット、小道具、衣装、魔法動物などが展示される。「スタジオツアーロンドン」に次いで世界で2番目、アジアでは初めてオープン。「ハリー・ポッター」の屋内型施設としては世界最大規模の大きさ(敷地面積:約9万平方メートル、建物面積:約3万平方メートル)、施設全体の体験時間としては、4時間以上かかると想定されている。
セレモニーには、小池百合子東京都知事も参加。「“エクスペクト・パトローナム”という呪文は、その人がもっとも幸せな記憶を思い浮かべる。そのことによって、邪悪な力に勝つことができるという呪文です。『スタジオツアー東京』が皆さんの幸せな記憶につながる場になればと期待しております」と呪文になぞらえて願いを込めた。
「ハリー・ポッター」シリーズでハリーのライバル役として全シリーズに出演してきたフェルトンは、同施設のオープニングに合わせてロンドンから駆けつけた。「アリガトウゴザイマス」と日本語で挨拶したフェルトンは、「ディテールにこだわって作られた施設。長年、映画に関わっていたキャスト、そしてそれよりも何年も力を尽くして映画を裏方で作ってくださったスタッフも感謝しています。その気持ちを全員に代わってお伝えしたい」と真摯にコメント。「新たなホームがすばらしい形でできあがった。個人的にも、日本の大ファン。日本のファンの方々はずっと(シリーズを)応援してくださって、本当に感謝しています。二つ目のホームに、東京ほどふさわしい場所はないと思っています」とファンにも感謝を伝えた。
シリーズのファンを代表してセレモニーに出席した浜辺は、「私が『ハリー・ポッター』に出会ったのは、10歳の頃。すごく引っ込み思案だった私にとって、『ハリー・ポッター』が最大の友でした」と告白。
「物語に触れるたびに、自分が行き着けないような世界へと、『ハリー・ポッター』が連れて行ってくれた。ちょうどこのお仕事を始めた頃だったんですが、ハリー・ポッターたちが勇気を分け与えてくれた。ここまでお仕事を続けてこられたのは、この物語があってくれたからと言っても過言ではないと思っています」と大いに支えられてきたそうで、隣にいたフェルトンと一緒に魔法の杖を持ち、うれしそうな笑顔を弾けさせていた。またひと足先に施設も見学したそうで、浜辺は「胸が震えるような感動を何度も感じた。この場に一人だけファンという立場で来させていただいて大変恐縮ではあるんですが、オープンしてからも何度も足を運んで思い出を作っていきたいと思います」と目を輝かせていた。
日本語吹き替え版でハリー・ポッター役を演じてきた小野は、「僕が初めてハリー・ポッターの吹替えをしたのは、小学6年生の頃。ハリーと共に成長してきた。20年以上が経った今でも、このようなすばらしい日に立ち合うことができて、幸せに、光栄に思っています」としみじみ。「『スタジオツアー東京』では、ガイド役として参加させていただいている。楽しんでいただけたらと思います。夢のような時間を過ごしていただけたら」とメッセージを送った。最後には「アロホモラ!」と開錠の呪文をかけ、テープカット。華々しく「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京 ‐ メイキング・オブ・ハリー・ポッター」がオープンした。